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陸自ヘリ航跡消失 元陸自幹部が見る飛行の目的や事故原因は?
2023年4月7日
陸上自衛隊のヘリコプターが飛行中にレーダーから航跡が消えて消息が分からなくなっている事故では、機体の一部とみられる窓枠やローターのような部品などが見つかっています。
ヘリコプターに搭乗した目的や事故の原因について、陸上自衛隊で東部方面総監などを務め、ヘリコプターの運用に詳しい磯部晃一さんに聞きました。
(おはよう日本7時台で放送した内容です)
Q. 今回の事故、まず考えたことは?
A. 第1報を聞いた時に非常に驚きました。ここ5年くらい陸上自衛隊のヘリコプターの事故はなかったので、10人の乗員と聞いて大変心配している。捜索や原因究明を急いでほしい。
Q. 先月着任したばかりの坂本師団長も搭乗していたが、その目的は?
A. 着任されたばかりで、九州・沖縄を管轄する中核となる部隊だ。一刻も早く現地を確認したいということで南西諸島に現地偵察に向かったと思います。
Q. 宮古島周辺の地形を確認するためという話もありましたが。
A. 宮古島などの島の地形や状況を上空から大きく見るのは、陸上自衛隊の指揮官にとって非常に大事なことで、そういった偵察をしていたのだと思います。