アメリカ最大の人口を抱えるニューヨーク市ではコロナ以降、約55万人が流出したことが分かりました。ペースは鈍化しているものの、減少傾向は続いています。
14日に発表された国勢調査で、ニューヨーク市の人口は去年、7万8000人近く減り、826万人となったことが明らかになりました。
2020年4月以降と比較すると、市の人口の6%にあたる約55万人が流出したということです。
コロナ禍で都市部を離れた市民が物価や家賃の高騰で市内に戻れないことなどが背景にあるとみられます。
一方、市当局はこの2年で入ってきた移民約18万人が調査結果に反映されておらず、これを踏まえれば減少幅は限定的だと指摘しています。