4日、東京五輪卓球競技の男子団体準決勝で日本とドイツが対戦した。
第1試合のダブルスを落とした日本は、2番シングルスの張本智和(木下グループ)がドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)とのエース対決をゲームカウント3-1で勝利した。
■張本智和vsオフチャロフ
2番シングルスで対戦する両者は、通算3勝4敗で張本が1つ負け越しているが、直近の2021年はWTT2試合で1勝1敗とほぼ互角の成績だ。
しかし、オフチャロフは準決勝で馬龍(マロン・中国)をフルゲームまで追い詰め、シングルス銅メダル獲得と今大会抜群の仕上がりを見せている。
第1ゲーム、オフチャロフがカウンターを中心に威力あるボールを打ち込み、11-7で先取した。
第2ゲームも序盤、オフチャロフがリードするも、張本がYGサービスからの展開に得点パターンを見出し連続得点。
硬さのとれ始めた張本に思い切り良いプレーが増える。
張本は勝利のために落とせないこのゲームを13-11と執念でもぎ取った。
第3ゲーム、少しでも甘くなったボールはカウンターで狙い打ち、強打を打たれても1本はブロックで止めることのできる張本が連続得点。
オフチャロフは迷いからかサービスミスでの失点など、徐々に試合は張本ペースに。
第4ゲームはオフチャロフも持ち前の攻撃力で得点を重ねるが、張本も追い上げ、そのまま攻めの姿勢を緩めなかった張本がゲームカウント3-1で勝利。
日本男子を救う1勝をあげた。
3番シングルスでは水谷隼(木下グループ)とティモ・ボル(ドイツ)が対戦する。
リオ五輪でも両者は対戦しており、その際は水谷が3-0で勝利している。
今回もリオの再現となるか注目だ。
■男子団体準決勝
日本 1-1 ドイツ
丹羽孝希/水谷隼 2-3 パトリック・フランチスカ/ティモ・ボル〇
2-11/3-11/11-9/11-8/7-11
〇張本智和 3-1 ドミトリ・オフチャロフ
7-11/13-11/11-5/11-9
水谷隼 – ティモ・ボル
張本智和 – パトリック・フランチスカ
丹羽孝希 – ドミトリ・オフチャロフ
【日時】2021年08月04日(水)
【提供】Rallys