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自転車を使った迷惑・危険行為を繰り返し、その様子をＩｎｓｔａｇｒａｍやＴｗｉｔｔｅｒに公開している少年がいる。使用しているのは、斜面や障害物のあるコースを転倒せずに走破することを目指す、「トライアル」と呼ばれる競技用の自転車だ。読者から寄せられた情報に基づき、問題の人物について調べてみた。競技の場や専用コースで技を披露するのであれば、誰も文句は言わないはずだ。ところが、少年は公園の遊具、水飲み場、ベンチなど、公共物を使ったパフォーマンスを繰り返して反感を買った。自転車走行禁止の区域で撮影した画像や、他人の家の敷地内の段差を利用して技を披露した動画もある。こうした内容が他所にも転載されて、物議を醸した。

路上の高低差を利用して自転車で飛び降りたり、海沿いの堤防の上を走ったりといった行為も危険視された。重大な事故が発生してからでは取り返しがつかないからだ。実際、少年は度々大きな怪我を負っている。友人を地面に寝かせて、その上を自転車で飛び越えるといった行為にも及んでいた。

少年が注目される一因となったのは、通学先の校門を障害物に見立てて自転車で駆け上がるという動画を公開したことだ。この内容が、一部で問題視された。その他、盗撮の記録も見つかった。ゲームセンターで赤の他人を撮影したものや、少年が警備員から注意を受ける様子を友人に撮影させたものがある。

当サイトでは、校門で撮影した先述の動画や各種の配信内容を調べ、少年の通学先の特定に成功した。過去ログから、漢字表記の氏名も判明。少年が通う高校に尋ねたところ、本件は初耳だったという。そこで、騒動の概略と経緯を説明した。提供した情報に基づいて詳細を調べ、対処するとのことだ。少年の書き込みを見ると、日頃の行為に問題があることは自覚していた模様だ。それでも注目されたいという、自己顕示欲を抑えられなかったのだろう。