■信用スコアって…なんだ?!
知人や友人、親兄弟や親戚など…ある程度見知った相手であれば何事においても「信用」することができますよね。
しかし、商取引の場面では何を根拠に相手を信用すればよいのか、これまで一律の基準というものは存在しませんでした。
保険会社や銀行・信用金庫などの金融機関においてもとりあえずの「お約束」はあるものの独自の基準やルールで顧客の信用度を測っているわけです。
金融機関以外の一般企業や個人の場合、相手の信用度を的確に判断するのは難しいと言えます。
しかしビジネスは基本的に互いの信頼関係で成立していますから、本来信用できる相手を信用できない、という状況はミクロ的にもマクロ的にも大きな経済損失となってしまうのです。
もちろん逆の場合はもっと悲惨なことになります。
信用のある相手であれば掛売りを許可することができます。
現金のみでの商売は顧客獲得に不利となりますし利用する側からしても欲しい物やサービスをすぐに手に入れられないというのは不便極まりません。
そこで生まれたのが信用スコアです。
コンピュータの性能向上やインターネット普及により様々なビッグデータの集積が可能となったため、様々な切り口で人間の信用度を分析したり算出することが可能となっているのです。
これまで海外では信用スコアの活用が進んでいましたが、ようやく最近になって日本でも信用スコアの研究や活用に動きがあるようです。
今回はビジネスにおいてもプライベートにおいても必須の知識となる「信用スコア」について少しだけ勉強してみましょう。
■信用スコア先進国「中国」の実態
欧米だけでなく意外にも信用スコアが急激に普及しているのが中国です。
中国ではアリババグループが信用スコアを積極的に活用し、自社のネット通販業の売上拡大に繋げています。
ネット通販の世界では電子決済が一般的でありこれは信用取引の一種と言えます。
そこで取引するにあたって信用に足る相手であることを確認するために信用スコアが利用されちるというわけです。
信用スコアの利用範囲拡大と比例して中国の内需は拡大傾向にあります。
これは経済的には素晴らしい事ですが、その一方で信用スコアを違法に操作しようとする犯罪集団が現れるなどセキュリティ面での課題も浮き彫りとなっています。
人間を信用するための信用スコアを信用できないとなれば本末転倒です。
まだまだ信用スコアだけに全面的に頼るわけにはいかないというのが実情と言えるでしょう。
■日本でも信用スコアは浸透する?
これまでも何度か解説してきましたが、日本は未だに現金至上主義が跋扈しておりクレジットカードすら持たない人がとても多いという特殊性があります。
そのため、他国と比べて信用スコアに対するニーズが低い状況が続いており普及にはもう少し時間が掛かりそうです。
また、日本人の国民性として数値で人間を計ることに抵抗を感じる人も多いと言えます。
義理人情に厚い昔ながらの商売人気質な人にとっては信用スコアは違和感を覚える対象となりそうです。
一方、海外とのデータ連携まで実現すればインバウンドビジネスには大きな追い風となりそうですし、低額所得者向けのサービスもその可能性が拡大しそうです。
新しいビジネスチャンスをゲットしたい人にとっては信用スコアはとても利用価値の高い物となるでしょう。
■自分の信用スコアを知る方法は?
というわけで、そもそも自分の信用スコアってどのくらいなんだ?と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本では信用スコアサービスは複数社が提供し始めていますが中でもその先駆けとなったのがJ.Score(ジェイスコア)というフィンテック企業です。
ジェイスコアはスマホで簡単に試せるのが大きなメリットです。
匿名性も担保されているので個人が特定される心配もありません。
ジェイスコアで確認される項目は多岐にわたります。
生年月日や最終学歴、生活や性格、より詳しいプロフィールや金融に関する質問にも答える必要がありその数はおよそ150です。
信用スコアの評価を知りたいという人はアプリをダウンロードして早速チェックしてみましょう。
ある意味、自分を見つめ直す良いきっかけになるかも?しれませんね!
【日時】2019年03月24日(日)
【提供】YAZIUP