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大学の授業中の様子を撮影した動画の光景が完全に「授業崩壊」であるとの情報が、読者から寄せられた。問題の動画は、ＹｏｕＴｕｂｅ配信者（ユーチューバー）の男性によって２０２１年４月に公開された。タイトルには、大学の名称も記されている。広い教室の前方では、教員が講義を行っている。その一方で、学生たちが次々に席を立って帰っていく。ここまでは、比較的よく聞く話だ。やる気のない学生たちは、出席をとり終えたり、講義資料を入手したりするや否や、堂々と途中退出してしまうというわけだ。

カメラが向きを変えると、驚くべき光景が映る。講義中にもかかわらず、退出する学生たちが教室の後方に群がり、大声で雑談しているのだ。教員も気づいているはずだが、注意する様子がない。ちなみに、動画には学生たちの顔が多数映っており、無断撮影して晒すことは問題だろう。

撮影者の男性については、以前の記事で扱ったことがある。男性は、マスクの転売が禁じられていた時期にネットオークションに出品して家宅捜索される、大学への揶揄や罵倒の動画を大量公開、オンライン授業の妨害を自慢、路上でトラブルになった相手を晒すなど、これまでも各種の騒動を引き起こしてきた。男性は大学側と揉めて、訴訟に発展。やがて退学処分が下ると、「秘蔵」動画を公開し始めた。先述の授業風景の動画は、その一例だ。特に物騒なのは、大学のある部署内を撮影した複数の動画だ。防犯カメラ映像であるというのだが、職員たちの顔が鮮明に映っているばかりか、勤務中の会話も録音されている。自身が処分を受けた時の面談の様子を盗撮した動画もある。

当サイトでは、当該の大学に連絡をとった。担当部署の職員によると、本件は把握しているそうだ。一連の動画は確認済みであり、その内容を問題視しているという。現在、弁護士を立てて対応を進めているとのことだった。※モザイク加工は当サイトによるもの

高橋