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アイドルグループ「乃木坂46」の3期生メンバー・伊藤理々杏にインタビューを実施。3月7日から10日まで、4日間にわたり、さいたまスーパーアリーナで開催された「乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE」を改めて振り返ってもらった。

――バースデーライブの思い出についてお聞きします。『人はなぜ走るのか？』と『僕の衝動』を挙げていただきましたが、他に印象的だった曲はありましたか？

伊藤理々杏　3日目の『ありがちな恋愛』です。すごく好きな曲ですし、オリジナルメンバーとして参加させていただけるのが嬉しい曲です。この曲はやま(山下美月)とかっきー(賀喜遥香)がセンターだったんですけど、その2人が手を取り合って走って行く演出があったんです。その姿を後ろから見ていて、「なんて素晴らしい！」と思って(笑)。私は“やまかき”推しなんです。

――その2人のセンターってあんまり……。

伊藤理々杏　ないんです。ファン的な目線で見ちゃいました。それでいうと、『ファンタスティック3色パン』もそうです。あーや(小川彩)が(齋藤)飛鳥さんのポジションに入ったんですけど、うめ(梅澤美波)とやまの間に入るって、大変なことだと思うんです。それをあーやはしっかりやり遂げてくれました。あーやはリハーサルから完璧だったんです。うめ曰く、「あーやは自分で振りを(体に)入れてきて、完璧だった」って。3期生はやっぱりあーやを甘やかすべきだなって思いました(笑)。裏のモニターで拍手しながら見ていました。

――5期生は初めての曲が多そうでしたね。

伊藤理々杏　そうなんです。3期生ですら、「これ、何年ぶりだっけ？」という曲がたくさんありましたから。特に初日はめちゃくちゃ緊張していました。

――最終日から思い出の曲を挙げるなら？

伊藤理々杏　『ここにはないもの』です。大人数の曲を6人で歌ったんですけど、自分を選んでいただけたのが本当に嬉しくて！ (オリジナルではセンターの)飛鳥さんへの思いを6人が詰め込んで歌うことができました。

――歌に関しては、小さい頃から上手でしたか？

伊藤理々杏　いや、そんなことはないです。ただ、歌うことに接してはきました。カラオケも親とよく行っていました。癖が強いので、それを改善しようとボイトレしてはいるんですけど。歌を褒めていただくのはすごく嬉しいです。自分は才能があったタイプではありませんから。

――6期生がもうすぐ入ってきますが、ご自身のオーディションでの思い出はありますか？

伊藤理々杏　特技や自己PRの欄に何を書こうってすごく悩みました。そのわりには何を書いたか覚えていないんですけど(笑)。なぜ受かったのか、今も謎のままです。審査を通過するたびに「……なんか受かっちゃったんだけど」って親に連絡していました。最終審査に合格して連絡した時は、母も「マジで？」って驚いていましたから。でも、自信がない子のほうが乃木坂46っぽいかもしれません。3期生もみんなそうですから。だから、迷わずに応募してほしいですね。

取材・文／犬飼華