アパートの貯水槽から死体が見つかったり、食品に幼虫やカエルの死骸が混入するなど、不可解な事件が頻発している韓国。
今回は、砂遊びをしていた子ども2人が、日本ではありえない悲劇に見舞われた。
7月上旬、7歳のキム君と6歳のイ君(いずれも仮名)は、自宅アパート周辺の花壇で砂遊びをしていた。
しばらく楽しく遊んでいた2人だったが、突如として手のひらに激痛を訴え、母親の元に泣きながら駆け寄ってきたという。
「子どもがひどく泣きながら『ママ、助けて!』と言うんです。
我慢できないくらい痛いと。私は慌てて、2人に手を洗わせました。
その時、子どもたちの手に触れたのですが、すると私の手にも激痛が走りました。
ひどく熱かったんです」(キム君の母親)
医師の診断によると、そこには重度のヤケドの症状が見られたという。
画像を見ると、子どもの手は包帯でぐるぐる巻きで、ひどく痛々しい。
その後、韓国警察と消防隊が、2人が砂遊びをしていた土を検査。
結果、その土から塩酸などの毒物が検出されたという。
仮に不法投棄だったとしても大問題だが、何者かが故意に劇薬をまいていたとしたら……。
もはや一般人を狙った無差別テロといっても過言ではない。
警察は、アパート近くの監視カメラ映像などを分析するとしている。
ちなみに、韓国では劇薬を使った凶悪犯罪が増加傾向にあるという。
例えば、警察庁犯罪統計によれば、強姦・強制わいせつ事件に、凶器や脅しの道具として劇薬が使用されるケースが目に見えて増えているとされる。
以前まで、包丁などが主な凶器として使用されてきたが、その代わりに劇薬を使用する加害者が増えてきたというのが、警察の見解だ。
一方、今年6月には、別れを切り出した恋人の顔に劇薬をかけ、重度のヤケドを負わせたとして30代の男が警察に逮捕されている。
【日時】2016年07月12日(火)
【提供】日刊サイゾー