北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の公開活動が例年に比べ大きく減少したことがわかった。
特に経済分野の活動が目立って減少し、軍関連の活動に集中した。
18日、統一部によると金正恩委員長は今年最近(10月17日)まで、計75回の公開活動をおこなった。
昨年同期間99回活動したのに比べ24.2%減少した。
年度別公開活動回数が2012年151回、2013年212回、2014年172回、2015年153回、2016年133回であることを勘案すれば、今年の公開活動回数は明らかに減少するものと予想される。
活動分野は経済が大きく減少し、軍関連の活動が増加したと集計された。
今年の活動75回のうち、軍関連が37回で半分を占めたのに続き、経済17会、政治12回、社会文化8回、対外・その他1回の順だった。
経済分野は2012年を除けば昨年まで毎年活動回数が最も多かったが、今年は月平均1.7回と歴代最低を記録した。
特に今年6月21日から9月20日までの93日間、経済分野の活動が全くなかったことがわかった。
この期間、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星14型」2回、中距離弾道ミサイル(IRBM)「火星12型」を2回、発射実験し6次核実験を敢行したが、同期間、金正恩委員長の活動も軍分野に集中した。
今年、金正恩委員長の公開活動に最も多く同行した人物は黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長(31回)だとわかった。
趙勇元(チョ・ヨンウォン)労働党中央委員会組織指導部副部長(23回)、崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長(16回)などが後に続いた。
【日時】2017年10月18日(水) 13:51
【提供】WoW!Korea