>>991のみならず、皆で共有しましょ。
「45歳以下の濃厚接触者」に優先接種を
日本国内で発生した場合、国民一斉までは不要だが、濃厚接触者には天然痘ワクチンを速やかに接種する必要がある。人類はそうやって地道に天然痘を撲滅したのだ。
天然痘ワクチンは1983年から国内製造がストップしていたが、バイオテロへの懸念から2001年に国内備蓄が策定され、製造が再開された。現在、KMバイオロジクス社が製造・備蓄している(乾燥細胞培養痘そうワクチン)。
ただし、現在46歳以上の人は、そもそもサル痘にかかりにくい可能性が高い。1976年まで、日本でも「種痘」が行われていたからだ(ちなみに米軍では今も一部の兵士に種痘を実施している)。
2004年の国内調査では、種痘中止後の世代(現在45歳以下)には天然痘やその仲間に対する抗体がまったくなかった。他方、種痘世代では調査時点で8割の人に抗体があった。特に、世代別の平均抗体価で見た場合、現在73歳以上の人たちは強い免疫を保持していた。
一方、子どもは海外ではサル痘死亡例もあり、いずれにしても若い世代のほうがリスクは高いと見られる。