>>112
1970年代、都内にはまだ高層建造物が珍しかったことや、オフィスビル等と異なり一般住宅という性格上外部からの侵入が至って容易であり、また高層階も低層階と同程度の落下安全対策しか取られていなかったこともあり、投身自殺に訪れる人が跡を絶たず、特に1977年4月に父子3人が投身自殺をして以来、マスメディアにしばしば「自殺の名所」と呼ばれた。その数は1980年(昭和55年)には133人に達し、社会問題になった。そこで内閣府が所管する日本開発構想研究所が分析・対策研究を行い、1981年(昭和56年)に高層団地の3階以上の廊下や非常階段などの共用部分に花や鳥を模したフェンスを張り、屋上を侵入禁止にするなどの対策がとられ、以降団地内での投身自殺は激減している。