🐮 坂井市雑談

平成5年、旧坂井町木部地区に「西部公園」として開園。
周囲に田んぼしか存在しない坂井町民にとって、滝や小川、丘や林などを併せ持った自然公園は極めて新鮮であり、休日には親子連れで賑わい、遠足の季節には園児や生徒たちの遊ぶ声が響き渡った。町主催のウォークラリー大会が開かれ、大勢の人が集まることもあった。
この公園の扱われ方が変わったのは、平成18年の市町村合併に伴う坂井市への移行である。その際、この公園の名称が「木部ふれあい公園」に変更となったのだが、自治体の行財政再編の流れで公園管理費の削減が行われ、最低限のメンテナンスすら行うことが困難になっていった。
現在、滝は止められ、小川は枯れ、橋は撤去され、柵は崩落し、遊歩道は雑草が生え放題。
樹木はろくに剪定されてないため鬱蒼と生い茂り、公園全体が薄暗い。
その為か、週末の昼間ですらこの公園を訪れる人はほとんど見かけない。
地元住民からは治安悪化を懸念する声も出ており、再整備と定期的なメンテナンスが必要な状況となっている。
公園の管理責任がある坂井市は、この現状をどう考えているのか。