郊外店が大苦戦
店舗は駅前立地を中心に立地していたが、17年5月、群馬県高崎市で初の郊外店を出店したのを皮切りに、出店エリアを都心から地方に拡大。
18年の大量出店も半数は郊外立地で、閉店したコンビニエンスストアの店舗などを活用。
店舗網は47都道府県に広がった。
郊外は都心に比べ出店余地が多いうえに家賃も安い。
郊外への進出を続けたが、ひとつの商圏で複数出店するケースが続出。
カニバリゼーション(自社競合)が起きてしまった。
ペッパーフードサービスは店を増やすことだけに目を奪われ、“ひとつの商圏にひとつの店”という基本ルールを忘れたかのようだった。
出店ペースを緩め、19年12月期の出店計画は210店から115店に減らした。
店舗の約4割はFC(フランチャイズ)店。
オーナーの多くが苦境に立たされている。
人気に釣られてFC店に飛びついたオーナーは、臍(ほぞ)を?んでいることだろう。