厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によると、都内勤務の男性会社員の平均給与/月は、20〜24歳で23.01万円、25〜29歳で26.01万円、30〜34歳で29.34万円、35〜39歳で32.22万円となっている。
企業規模によって平均給与は異なるが、そこから住民税や所得税などを差し引いた手取り額は、20代であれば18〜20万円、30代で22〜24万円程度と考えられる。
また、手取り月収の1/3以内を適正家賃と考えると、20代会社員の適正家賃は6万〜6.7万円、30代会社員の適正家賃は7.4万〜8.1万円となる。
これをもとに各駅の平均家賃を見ていくと、20代会社員であれば「日暮里」や「千住大橋」を除き、ほとんどの駅が適正家賃内であり、30代であればほぼ全駅が候補駅として考えられるだろう。
京成本線は、東京都区内でも比較的家賃相場の低いといわれる、荒川区や足立区、葛飾区を通る。
家賃を抑えたいと考える都心勤務の会社員にとって、ありがたい路線といえるだろう。
利便性の高い駅が点在するが、やっぱり災害が心配
平日通勤時間帯の「日暮里」までの所要時間と各駅の平均家賃を見てきたが、実際の暮らしはどうなのだろうか