テラ(tera, 記号:T)は国際単位系 (SI) における接頭辞の1つで、基礎となる単 位の10 12 (=一兆)倍の量であること を示す。
1960年に定められたもので、ギリシア 語で「怪物」を意味するτέρας (teras) に由来する。また、これはギリシア語 で「4」を意味する接頭辞τετρα-(tetra-) に似ており、10 12 =1000 4 でもあるた め、ペタ以上の接頭辞を制定する際に 参考にされた。
コンピュータの分野においては、テラ は1,099,511,627,776 (2 40 ) を表す場合も ある(テラバイトなど)。しかし、 1,000,000,000,000 (10 12 ) を表す場合も ある(例:1テラビット/秒 (Tbps) = 1,000,000,000,000ビット/秒)。曖昧さ を回避するために2 40 については2進接 頭辞「テビ」 (tebi, 記号:Ti) が導入され たが、あまり用いられていない。