43歳ド執念キャッチ 阪神・金本
交流戦 阪神5—4オリックス(2011年5月17日 京セラD)
まさに執念キャッチだ。
六回、1点差に迫られ、なお二死満塁。オリックス・梶本勇が、左翼フェンス際へ強い打球を放った。
金本が全力で背走。ああ…落ちる…。観客の悲鳴と歓声−。その瞬間、43歳がフェンスを目掛けて頭から飛びついた。
打球の行方にスタンドがざわめく中、フェンスの下に倒れこんだ金本のグラブには、しっかりと白球がおさまっていた。
落ちていれば走者一掃打だった薄氷の捕球。金本はニガ笑いでナインのハイタッチに応えた。
「よう捕ったな。若い選手も見習わんとアカン」と山脇守備走塁コーチ。
金本は、守備も誰にも負けない練習量。試合前には、早めにグラウンドに出て、欠かさず外野ノックを行う。どんな打球か、テーマも作る。
同コーチに「後ろの打球だけお願いします」と頼み、何度も背走を繰り返した日もあった。
交流戦ではDHの予定だったが、左翼の守備についた開幕。“本業”のバットでもきっちりベンチの期待に応えた。
三回、新井の適時打で1点を勝ち越し、なお二死一、二塁。
金本は、寺原の148キロをとらえ、右中間を真っ二つに破った。試合の流れを一気に引き寄せた2点二塁打だ。
真弓監督は「(ベテランが)若い人と一緒になって勢いをつけてくれたら」と“世代の融合”に期待を寄せた。
若い力とベテランががっちりかみ合えば、交流戦を突き抜ける爆発力を生むはずだ。
交流戦 阪神5—4オリックス(2011年5月17日 京セラD)
まさに執念キャッチだ。
六回、1点差に迫られ、なお二死満塁。オリックス・梶本勇が、左翼フェンス際へ強い打球を放った。
金本が全力で背走。ああ…落ちる…。観客の悲鳴と歓声−。その瞬間、43歳がフェンスを目掛けて頭から飛びついた。
打球の行方にスタンドがざわめく中、フェンスの下に倒れこんだ金本のグラブには、しっかりと白球がおさまっていた。
落ちていれば走者一掃打だった薄氷の捕球。金本はニガ笑いでナインのハイタッチに応えた。
「よう捕ったな。若い選手も見習わんとアカン」と山脇守備走塁コーチ。
金本は、守備も誰にも負けない練習量。試合前には、早めにグラウンドに出て、欠かさず外野ノックを行う。どんな打球か、テーマも作る。
同コーチに「後ろの打球だけお願いします」と頼み、何度も背走を繰り返した日もあった。
交流戦ではDHの予定だったが、左翼の守備についた開幕。“本業”のバットでもきっちりベンチの期待に応えた。
三回、新井の適時打で1点を勝ち越し、なお二死一、二塁。
金本は、寺原の148キロをとらえ、右中間を真っ二つに破った。試合の流れを一気に引き寄せた2点二塁打だ。
真弓監督は「(ベテランが)若い人と一緒になって勢いをつけてくれたら」と“世代の融合”に期待を寄せた。
若い力とベテランががっちりかみ合えば、交流戦を突き抜ける爆発力を生むはずだ。