最近、東京都内では帰宅中の児童・生徒や女性が後をつけられ、自宅を知られるケースが相次いでおり、警察が注意を呼びかけている。
このうち、練馬区大泉6丁目では24日午後4時20分ごろ、下校途中の女子生徒が自宅まで300メートル近くにわたって、執拗に後をついてこられる事案が発生。
40代の男は、灰色のジャンパーに同系色の帽子をかぶっていて、生徒が家に入るまでを見届けたことから、恐ろしくなって110番通報をした。
また同日午後6時半ごろ、足立区花畑6丁目で下校途中の女子生徒が髪を伸ばした茶色いコートを着た不審な男から、「ここが家かい?」などと声をかけられたほか、北区岸町や杉並区下高井戸でも、小学校から下校途中の女の子が声をかけられたり、ブツブツと独り言を繰り返す男から付きまとわれる事案が警察に通報されている。
また、きょう未明には、墨田区隅田4丁目で、帰宅途中の女性が自宅にたどり着いた際、背後に人の気配を感じたため振り向いて「何ですか?」と問い詰めたところ、見知らぬ男から「バイバイ、おやすみ」などと声をかけられる事案もあった。
いずれのケースでも、被害者は自宅を突き止められたことに恐怖を感じて、警察に相談している。
帰宅時にイヤホンやヘッドホンを装着して音楽を聴いたり、スマートフォンの画面を見ていると不審者に気づくのに遅れる場合があるので、警察は、帰宅時には周囲への警戒を怠らず、不審者の存在に気づいた場合は、商業施設やコンビニエンスストアに逃げ込んで、店員に事情を話し、警察を呼んでもらうなどの対応を呼びかけている。
■この記事はメール警視庁からの情報を元に、ハザードラボで編集したものです。
【日時】2017年10月25日(水) 11:12
【提供】ハザードラボ