■富山競輪11レースから中止に
秋を迎えて、2週連続台風襲来などで雨が多くなっている日本列島。
秋は運動会やピクニックなどで外出する機会が増えます。
スポーツの秋、読書の秋、文化の秋、食欲の秋など形容する言葉は様々ありますが、屋外での興業や交通機関の影響を受けやすい興業にとって、雨が悪影響となることも少なくないようです。
10月22日の台風では、富山競輪が残り2レースとなった11レース以降が中止になってしまいました。
開催は翌日が決勝戦を迎える日程で、この日の11レースと12レースは3つある準決勝戦の後ろ2つでした。
すでに10レースの順決勝戦は確定しており、3名が決勝進出を決めていました。
決勝戦のメンバーは、準決勝3個レースの各3着までの9人となるわけですが、中止になってしまっては残りの6人を着順で決めることができません。
この場合、抽選で6人が決まることになります。
レースで勝ち上がった3人と、抽選の6人による決勝戦です。
決勝の結果次第の部分はありますが、悲喜こもごもとなるのは車券を外したファンだけではないでしょう。
ちなみに、この富山開催で優勝したのは山田純也選手で、準決勝戦は12レースに組まれていました。
もし、抽選に漏れていたら、実現しなかった優勝です。
あぶないところでしたね。
もっとも、一番損をしているのが主催者であることは間違いないでしょう。
予算として考えていたレースの中止で、その分の車券収入が0円になってしまうのですから。
■菊花賞は無事?レース終了
一方、台風接近の報を受け、少なくないオヤジが土日の中央競馬開催を心配していました。
金曜あたりの予想では、日曜日の午後3時頃は京都競馬場のあたりが酷いことになっている可能性を考えたものです。
それ以前に、当日は栗東トレーニングセンターからの輸送に問題が生じそうな勢いでした。
また、競馬場や場外へ向かうファンの足が乱れ、危険が伴うと予想されれば、それだけでも開催中止の理由になり得ます。
しかし、時間が経つにつれて、関西地区に大きな影響が出る時間帯がずれ、さらに、影響そのものの大きさが当初のイメージよりも小さくなっていったのが幸いします。
結果的に、大雨で超時間のかかるレースにはなったものの、菊花賞は無事に開催を終え、その他のレースもすべて予定通り行われています。
とはいえ、この天気で馬券の売上が伸びなかった可能性は小さくありません。
インターネット投票がデフォルトになっているオヤジは別として、現地や場外で買う人たちの参加が減ったことは事実でしょう。
ネット投票するオヤジでも、この天気と馬場では馬券が読めないとして、見送ったり額を減らしたりしたことでしょう。
実際、主力の3連単が56億4410万6700円しか売れていません。
3歳クラシック最終戦がこの金額です。
74億円の昨年や62億の一昨年、66億の2014年と比べれば、段違いの売れてなさといえます。
さらに遡って、雨なし不良や小雨で良の年でも、ここまで安くはありません。
トータルでは153億円6185万3200円売れており、区切りの150億を超えたのはまずまずでしたが、バブル期はともかく、台風に関係なくもっと馬券が売れる世の中になる必要はあります。
ギャンブルスポーツ愛好家のオヤジにとっては。
頑張りましょう!
【日時】2017年11月05日(日)
【提供】YAZIUP