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■不倫もしかり、ですが…
認めれば一発退場レッドカードの「不倫」はいうまでもありませんけど。

夫婦生活の中では、あくまでダンナがシラを切り通した方がよいことがたくさんあります。

その方がお互い幸せにやっていける、波風立たずに過ごせる、ならば（バレている危険性はあるものの）墓場まで持って行こうということが。

秘密とまでは申しませんが、少なくとも「突かれるとイタいところ」「下に見られてマズいところ」であることは間違いありません。

以下をご覧いただき「ああ、女性ってこういうことを重要視しているんだ」と女性脳に気づくのが理想ですが、いまさら我がフリは治せないというあなた、一生お芝居をするのがせめてもの幸せになるでしょうね。

■味音痴なことを認めてはいけない
食に無頓着な男性は少なからずいます。

幼少期の食文化や、働くようになってから時間がとれなくなったとか、理由は様々でも「まあ食事ってこんなもの」と思いながら、食べざるを得ない人たちですね。

あなたのママが作ってくれた食事なら、それでもいいんです。

問題は「今の主たる作り手が奥様に変わった」でしょ。

つまり当然のように作ってくれるんですが、決してタダではない食事だということです。

「おいしいの？おいしくないの？」

と問われて「おいしいよ」と答えるのは誰でもできます。

何がよくておいしいのか、まったく理解できていませんけどね。

「甘い」とか「辛い」とかいう直接的な表現も、かえって舌の幼稚さを露呈させます。

けれど、そこでくじけちゃいけません。

かわりに「うまみ」「こく」「広がり」といったまわりくどい雰囲気語を覚えましょう。

「お腹が暖かい」「しみる」みたいな体の変化でもかまいません。

とにかく、おいしいの繰り返しは絶対NGです。

「あなたとは食が合っていて助かるわ」

これを何度女性に言われたことか。

男女間を取り持つのは何も愛だけとは限らないのです。

■昔の記憶がないことを認めてはいけない
女性は根っからの「記念日尊重」動物だと言われます。

その記憶力たるや、すさまじいものがあります。

男性もギリ結婚当時の大イベントくらいは覚えていますが（これもダメな人はいる）、女性の記憶ノートには、あなたと付き合い始めた日、告白の場所、初めてのプレゼントから、言われてガッカリした言葉、誕生日のケンカの原因、奮発して作ってあげたイタリアン料理のレシピまで、ありとあらゆるキーワードが記されています。

そんな「記憶の世界女性遺産」にあなたが丸腰で立ち向かおうというのがどだい無理なわけです。

え、無理なの？と思ったあなた、それはオトコが口げんかで勝てないのといっしょ。

ではどうするか。

オトコに記憶がないのですから、合っていてもいなくても奥様の言うことが「正史」つまり「ジャスティス」「勝てば官軍」なのです。

まずやめたいのが「そうだったかな」という相づち。

違います、もう「そう」なんです。

全部認めてください。

そして「そうそう、おいしかったな」「そうだ、オレが悪かったんだ」と受け止める反応で、あなた側に100％責任があるという調子で、お答えください。

でないと、10年前の遺恨が一瞬で現代によみがえります。

■奥様はおろか家族にも無関心なことを認めてはいけない
他人に気を遣えない男性はザラにいますが、家族にさえ注意が向かないという困ったご主人も多いものです。

これについては、今どうしたらよいかをお話しするよりも、将来どうなるかを考えていただくしかなさそうです。

あなたが気にもとめない奥様たちは、バカじゃありませんからあなたの無関心ぶりをもうすでに感じています。

そこへきてあなたが「お前たち、好きにしなさい」と無関心を正式発表しようものなら、家族は一気に崩壊？

いえいえ奥様、お子さんたちは「歓喜の解放宣言」とばかり、一目散にあなたのそばを離れます。

一夜にしてあなたは「独居中年」です。

はじめこそ清々するかもしれませんが「男やもめにウジがわく」とはよく言ったもので、健康的な生活どころか、10年は寿命が縮んでおかしくありません。

家族に対して、ニコッと微笑むくらいのことができなかっただけで。

後悔するのは10年後、です。