クマ出没もう1万件超「今年は圧倒的」ドングリ凶作背景か
10/23(金) 11:54配信
産経新聞
全国のクマ出没数の推移
クマの出没が相次いでいる。山間部だけでなく市街地での目撃もあり、石川県では商業施設にクマが侵入、射殺されるまで施設は臨時休業となった。エサであるドングリの凶作が要因とみられ、全国での出没確認はすでに1万件超。人の死傷事故も起きており、専門家は注意を呼びかけている。
【写真】射殺されたクマを入れたとみられる袋を載せ、商業施設を出る軽トラック
■10年ぶり「出没警戒情報」
「今年は圧倒的に多い」
クマの情報を集める自治体担当者は口をそろえる。環境省によると、4〜8月の全国のクマの目撃情報は速報値で1万1112件。過去と比較しても、多いペースで推移する。
10月19日朝、石川県加賀市の商業施設「アビオシティ加賀」にツキノワグマ1頭が侵入したと110番があった。体長約1・3メートルの雄の成獣。約13時間後、施設内で地元の猟友会が射殺した。けが人はなかった。
加賀市の担当者は「(クマの出没は)これまでは山間部や民家が多く、商業施設への侵入は記憶にない」。石川県内の4〜10月のクマの出没数は400件。9月だけで100件に上るなどしたことから、県は10年ぶりに「出没警戒情報」を発令した。10月22日にも、金沢市の路上で、新聞配達のアルバイト男性(77)がクマに襲われ左手をかまれた。
10/23(金) 11:54配信
産経新聞
全国のクマ出没数の推移
クマの出没が相次いでいる。山間部だけでなく市街地での目撃もあり、石川県では商業施設にクマが侵入、射殺されるまで施設は臨時休業となった。エサであるドングリの凶作が要因とみられ、全国での出没確認はすでに1万件超。人の死傷事故も起きており、専門家は注意を呼びかけている。
【写真】射殺されたクマを入れたとみられる袋を載せ、商業施設を出る軽トラック
■10年ぶり「出没警戒情報」
「今年は圧倒的に多い」
クマの情報を集める自治体担当者は口をそろえる。環境省によると、4〜8月の全国のクマの目撃情報は速報値で1万1112件。過去と比較しても、多いペースで推移する。
10月19日朝、石川県加賀市の商業施設「アビオシティ加賀」にツキノワグマ1頭が侵入したと110番があった。体長約1・3メートルの雄の成獣。約13時間後、施設内で地元の猟友会が射殺した。けが人はなかった。
加賀市の担当者は「(クマの出没は)これまでは山間部や民家が多く、商業施設への侵入は記憶にない」。石川県内の4〜10月のクマの出没数は400件。9月だけで100件に上るなどしたことから、県は10年ぶりに「出没警戒情報」を発令した。10月22日にも、金沢市の路上で、新聞配達のアルバイト男性(77)がクマに襲われ左手をかまれた。