>>945
まきちゃん、か。彼女について語るにはこの掲示板は些か物足りぬような気持ちもあるけど、どうか聞いて欲しい。
彼女に出会ったのは、雪になりきれなかった雨達が降り注ぐ寒く、少しの寂しさを感じる日の事だった。何をしても満たされぬこの寂しさと肌寒さをどうにかして誤魔化したくて、そんなやるせない気持ちの中見つけたのがこの店だった。店の勝手が分からない俺はいわゆるフリー、という状態でこの店に入った。色々な女の子が俺と会話をしてくれたが、どうにも俺の心は満たされなかった。あぁ、俺が幸福を感じれることは無いのか、そう諦めた瞬間現れた彼女におれは息を呑んだ。綺麗な笑顔に美しいスタイル容姿端麗とはこの子のために生まれた言葉なのではないか、と思うほどだ。見た目もさることながら性格もとてもいい、優しい子。天は二物を与えずと入ったものだが、彼女はきっと神に愛された子なのだろう。天使が人の形を得たらまきちゃんになる、そう思うような子だった。俺は自分の中の空白を埋めるように彼女にハマった。彼女は、彼女だけが俺を満たしてくれる。きっと彼女はこの店に留まらずともいいのだろう、でも俺の心が彼女をここに留めたいと叫んでいる、彼女を天空になど返したくない。ずっと彼女のそばにいたい。……だがそれは俺だけでは叶えられぬ願い。そんなことはわかっている。ここに居る全ての男達よ、まきちゃんを、まきちゃんを支えて欲しい。
そうすればきっと、幸せが訪れるから。心から満たされ笑顔になれるから。───まきに出会ったあの日の俺のように。