>>134
最近、証券会社の日記が増えているけど、法子が、証券会社とご縁があるのは、ものココロついた時からです。
今は、サラーマンもお金がない人も、株取引をすることができますが、法子が子供の頃は、ネットも携帯電話もなく、株取引をしているのは、一部の資産家ばかりでした。
裕福な、父親に連れて行かれるのは、もっぱら証券会社で、子供心にも、あの、バタバタ入れ替わる数字はなんだろう?と、不思議で仕方ありませんでした。
まるで、宇宙記号さながらで、今、法子がプログラミング言語を宇宙記号に見えているのと、おんなじ感覚。
そんな父親に、隠れてお水のバイトをしたことがバレたときは
顔をぶん殴られて、汚い!汚らわしい!そんな汚い仕事するなら、死んでくれ家族の縁切る!と激昂されたことがありました。
そんな私が風俗嬢をしているのを知ったら、たぶん、生きてる価値もない、今すぐ死ね、2度と帰ってくるな、と言われると思います。
世間一般では、風俗嬢が殺されても、同情もされないし、自業自得と思われるだけ、あーゆーのを見たら自分の社会的位置づけが分かって、もう、身分制度はないけど、自分てエタかヒニンじゃないかと思うくらい。
中学校から、ラ・サールや灘、神戸女学院をお受験させるような、エリート志向まっしぐらの一族の中で、自分て、汚物の害虫じゃないかとたまに思う。
その懺悔として、遺産放棄して、身内とは全く垢の他人として生きる。風俗嬢を辞める気がないから。
もう、いまさら、私みたいな汚物が社会的ステータスの高い身内の一員ですって、気取る資格はないし、一度汚物になってしまったら、それは真珠に戻れない不可逆的なものだから。
私の今日までを、両親が知ったら、えづいて吐くんじゃないかと思う。
なので、私が延々と勉強を続けて、大学に通い続けているのは、
学識高い身内への懺悔の気持ちと薄汚れた風俗嬢の、最後の悪あがきです。