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みかじめ料要求は古くは暴力団の主要な資金源とされてきたが、暴力団対策法や都道府県などの暴力団排除条例施行で、現在では減少の一途をたどっている。ただ、暴力団は社会に深く浸透し、報復を恐れて申告できない店舗もあるため、表面化せずに今も主要な資金源となっているケースも少なくないという。
「この20年、うちのような『高級クラブ』といわれる店は月5万円が基本。昔からの慣習で『お付き合い』『必要経費』という感覚だ」。銀座8丁目にあるクラブの女性店主はこう語る。店主は、開店当初からみかじめ料の支払いを続けているという。
“付き合い”は現金の授受だけにとどまらない。おしぼりや、名刺、ウォーターサーバー、置物、熊手、破魔矢といった縁起物を高値で買わせたりと、一般の商取引を装うものもある。
店主も「うちもお花やおしぼりをお願いしている。その経費は月々10万円程度になる」と明かす。連絡手段は携帯電話が基本だ。
とはいえ、数十年間にわたるみかじめ料の支払いに苦しむ店舗も多い。都内のある飲食店経営の男性は「断ったら何をされるか分からない。だいぶ前だが、断って店の中で騒がれてたたんだ店もあった」と明かす。
入金口座があれば入金するだけ。この場合口座名は下村温彦ではなく会社名であった方が良いのは明白。