新型コロナ 和歌山県で新たに574人の感染を確認
07月25日 16時34分
和歌山県は25日、新たに574人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
新たに感染が確認されたのは、乳児から90代までの男女あわせて574人で、前の週の同じ曜日と比べて125人増え、月曜日としては過去最多となりました。
また、和歌山市にある県庁で職員7人、岩出保健所管内の中学校で生徒や職員あわせて12人の感染が25日までに確認され、県は504例目と505例目のクラスターに認定しました。
感染者を年代別にみると、10代が最も多い104人、次いで40代が91人と、感染した子どもが家庭にウイルスを持ち込み、保護者が感染する傾向が続いています。
また、病床の使用率は65.8%と5日連続で60%を超えていて、医療機関への負担が増してきています。
一方、重症者は4日連続でいません。
県健康推進課は「熱中症に気をつけつつ、基本的な感染対策を徹底してほしい。陽性が確認された人の同居家族は、保健所からの連絡がなくても自宅待機をしてほしい」と呼びかけています。
県内の一日の感染者数を保健所別にみると、和歌山市で234人、岩出で59人、田辺で58人、海南で53人、橋本で46人、新宮で45人、御坊で36人、湯浅で33人、県外で10人となっています。
これで県内で感染が確認された人はあわせて5万8569人となりました。
[匿名さん]
今月、国内で初めて確認されたオミクロン株の新たな変異種「BA.2.75」。別名「ケンタウロス」と呼ばれています。
ケンタウロスとは、ギリシャ神話に登場する馬と人間が合わさった伝説上の生き物。
長崎大学大学院・森内浩幸教授:「上半身が人間、下半身が馬。それくらいの様相が大きく変わったし、すごい勢いで広がっているという意味合いを込めて誰かが言い出したと…」
ケンタウロスはアメリカの大学の研究によると、今蔓延(まんえん)しているBA.5のおよそ3倍の感染力を持つといわれています。
感染力が強いことに加え、ワクチンを接種しても感染するという2つの性質を持つことからも、そう呼ばれるともいいます。
現在、日本で第7波の原因になっているのは、BA.5。
BA.2.75とはBA.2系統から変異した1つ。75番目の亜種です。
長崎大学大学院・森内浩幸教授:「BA.5による第7波が、ある程度ピークアウトした時であっても、ケンタウロスに置き換わると下がり切れないうちに次の大きな波が起こる可能性があります」
まだ未知の部分が多いケンタウロス。専門家は今後、注視すべきと警戒を呼び掛けます。
長崎大学大学院・森内浩幸教授:「重症化率は多分それほど高くならないと思いますので、どう私たちが対応するか次第で、混乱が起こるのかそうでないか、違いが出てくると思います」
[匿名さん]
和歌山県は18日、新たに2191人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
これまでで最も多く、初めて2000人を超えました。
新たに感染が確認されたのは、乳児から100歳以上の男女あわせて2191人です。
前の週の同じ曜日と比べて250人多く今月9日の過去最多を更新し、はじめて2000人を超えました。
また、80代の女性1人の死亡が確認されたと発表されました。
基礎疾患があったということです。
また、▼田辺保健所管内の病院で入院患者と職員のあわせて11人、▼橋本保健所管内の介護老人保健施設で入所者と職員あわせて21人の感染が18日までに確認され、県は593例目と594例目のクラスターに認定しました。
和歌山県の野尻孝子技監は「感染の大爆発が起きている状態だ。陽性者が増えることで亡くなる方も増えている。発熱してから肺炎を発症するまでが非常に早い例もあるので、身近にいる人はそれまでの症状にも十分留意していただきたい」と話していました。
県内の一日の感染者数を保健所別にみると、和歌山市で884人、田辺で256人、橋本で243人、岩出で236人、湯浅で156人、新宮で154人、御坊で140人、海南で122人となっています。
このうち、新宮では過去最多となっています。
これまで県内で感染が確認された人はあわせて9万4719人となりました。
【人口10万人あたりの感染者数 全国13番目の高さ】。
和歌山県では、県全体の17日までの人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数が、1198.26人で、全国の都道府県のなかで13番目の高さとなっています。
これは、東京都に次いで多く、関西2府4県で見ると、大阪府に次いで2番目となっています。
また、お盆を含めた17日までの1週間の新規感染者数の平均は、前の週と比較すると、関西2府4県の全体で15%減少しているものの、和歌山県では、3%の減少にとどまり、ほぼ横ばいとなっています。
[匿名さん]