👤 オリジナルなりきり

とある異世界のお話。

昔々あるところにレーヴェ(人間)と呼ばれる者達が誕生しました。
レーヴェは時に争い、時に協力し合い、長い年月をかけて繁栄を築き上げた。

とある時期を境に総魔(魔力)を宿したレーヴェが現れるようになる。
後にその者達はイノセント(能力者)と呼ばれるようになり、イノセント達は更なる繁栄のためにその能力を役立てた。

ーしかしある日、突飛にも一人のイノセントが一つの提案を掲げる。

『レーヴェを滅ぼし、イノセントだけの世界を創らないか？』

その発言が全ての始まり…。

提案したイノセントの意思に同調して協力関係を結んだ一部のイノセント達。それらは後にハンター(※イノセント)と呼ばれるようになりレーヴェ達を狩り始めた。

ハンターを止めるべく、レーヴェと世界の調律を守るべく、イノセント達は立ち上がる。

そして世界は回る。その行く末がどうであるか…知る者はまだ居ない。

イトキオ時代に立ったスレ、イノセントの改変版になります。
キャラのポジションは大まかに

・イノセント(能力者)
・ハンター(※イノセント)
・レーヴェ(人間)

となります。その他のポジションも世界観から大きく逸れない限りは認可。

イノセントは能力を一つ設定する事が出来ます。能力は生まれつき固有している先天性なものから、修行や環境によって得た後天性のものと様々です。
無敵要素を含む能力でも構いませんが、上手に扱えなければ叩きや荒らしの要因となりますのでご注意下さい。
能力を使用するにあたって消費するものは総魔と代償の二つです。代償はご自由に設定願います。

能力例

・狂焔
狂おしく猛る炎を身に纏う能力。単純にその業火で周囲を瞬く間に消し炭と化したり炎剣、炎球として扱ったりできる。桁違いの火力を誇るが代償の性質上、コントロールや手加減は不可能。野性的。野蛮ちっく。
代償は使用中の理性崩壊と使用後の酷い脱力感と脱水状態。

・眠姫<スリープメリア>
瞼を閉じることで新たな視界を展開する能力。視力や洞察力等を飛躍的に向上させる。短時間ならば視界に映るものをスローモーションにすることも可能。
代償はしばらく不眠状態に陥り、結果的に疲労が溜まる。

・管理区<リプロクト>
対象者の能力を複製して自分のものにする能力。複製は無限に可能だが、複製した能力はオリジナルの十分の一の力しか発揮できない。
代償は管理区の使用者でなく対象者の命。正確には心臓。

・極寒温泉
呼吸を止めている間だけ時の流れを操り、自身だけ好きに動ける能力。ただし時間を止めているのではなく自身の時間だけを早送りしているに過ぎない。
代償は能力を使用した分だけ自身のみ老いていくこと。

・龍騎<ドラグライド>
野性ないし飼い慣らされた龍と心を通わせて自在に操る能力。代償は未定。

・シーカー
自身の髪を自在に操る能力。短時間であれば髪の高質化も可能。代償は未定。

・ちゃぶ台返し
全身の筋力を飛躍的に向上させる能力。代償は未定。

基本的に能力の被りは認可。ただし特別な血筋であったりする能力と被ることは禁止とする。被る際には一声かけましょう。
能力名は違うが、効果が酷似している場合も同じです。

土地、地名、地形は参加者の自由に成形していっていただけると助かります。

ジャンル:ファンタジー
方針:バトル、コメディ、その他諸々も節度とマナーさえ守れていれば認可。
レベル:中級〜上級者向け(バトル、能力設定の性質上)
※しかしながら初心者も大歓迎します。

プロフの項目と記載は自由かつ任意です。下記は例となります。

名前
年齢
性別
体型(身長体重含む)
能力
位置(イノ、ハン、レーヴ、その他追々)
容姿
性格
備考
以上。

新案などが御座いましたら気兼ねなく、どこかのスレでも本スレでもご提案ください。

｡｡｡

ーォおお。怖え怖え。随分と積極的な黒猫ちゃんだなァおい。（年季のある武具、工芸品や骨董品の数々、アンティークなレイアウトの店内に居るのは２名のみ。カウンターを挟み向かい合う形で、騎士の風格を漂わせる金髪の女性に凛とした睨みと剣先を向けられており）
その剣さァ。素材仕入れから重心バランスの調整、研ぎに仕上げまで丹精込めてやったらしいぜ？大切に扱えよな。（両手を肩の位置まで挙げて降参の意思表示を見せるも表情は余裕の笑み。それはどこか、相手を小馬鹿にしているような雰囲気も滲ませており）

［城下町・路地裏パステル工房］

ーあ？（ゴソゴソと何やら懐を漁ったかと思えば、空いていた片腕も突き出てくる。その手には一枚の写真が摘ままれており、剣先に臆さず覗き込むやすぐ噴き出し）ハッハハハ！これ傑作だよな！前に貴族のパーティに招待してもらったヤツだろ？真ん中の女、写真からも薄幸そうな雰囲気出てて最高の絵になってるじゃねェか。
で？貴族の若い男らに囲まれてる場違いな女、このあとどうなったんだ聞かせてくれよ。ええ？（中央に映る儚げな少女は微笑を浮かべているが、よく見れば瞳はその現状に頭が付いていけずグルグルと一死即発のパニックを秘め、しかし騒いでは大事になると理解した末にただただ呆然と固まるしかないようにも見てとれる。後頭部で両手を組みながら白々しい発言をするそっくりさんに歯軋り一つ、厚く巻いたマフラー越しに剣先がちくりと喉を刺し）
痛っ…くはねえがオイオイ。騎士様が一般人に手ェ上げるなよ。

イイじゃねぇか。夜は夜でも正式な社交の場だ。シチュはキテるしスキンシップしまくったが、このあと物陰に連れてかれたりお持ち帰りされたりはしてねェんだろ？（視線と剣先から逸れつつ吐き捨てるように口を開く。しかし女性もまともにキャッチボールするつもりはないらしく返答の代わりに下衆が、婦女の身を雑に扱うなど男の風上にもおけない、今すぐ身体を返せ等と一方的にまくし立てられ）
ったく…ひでェ言いようだな。
ーいいぜ姉ちゃん。アンタ薄々気付いてるみてェだから教えてやる。俺はココナが能力で生み出した魂だ。そんでもって今この身体の所有権はココナじゃなく、憑いてる俺にある。でも先に言っとくとこの貸し借りはギブアンドテイクなんだぜ？

能力で物に憑いてる間の俺には自分で考える意思ってモンが与えられてねェ。ついで言うと、その間の記憶もないしな…。マスターに逆らう権利そのものが存在せず、粛々と命令を聞くだけの文字通り道具だろうよ。
だが能力には代償ってもんがある。ココナの場合、ぶつりと魂が抜けるかのようにしばらく寝るのがそれだな。一方で、俺はというと能力の解除後から一定時間は消えずにこの世を彷徨う。せっかくだから遊ぼうと思ったが、どうやら主の意思がなけりゃあ憑き直せないらしい。
だが主が寝てるってことは絶対服従の制限から解放されてるだろう。おあつらえ向きに空っぽの身体も転がってやがるんだ。
試してみたらこの身体だけは限られた時間、憑依して好きにできることに気付いた。そういうシステムがある以上、俺が大人しく見返りのチャンスを放棄する道理はねぇ。

（見るほどに、喋るほどに憎たらしい笑みを増す傍若無人な本音が積み重なっていく。思わず剣を大きく振り上げるが刹那に本来のココナと重なり、グッと堪えると腕を震わせて睨みつけてき）
たとえ羽目外してこの身体や本来の持ち主の心に傷が付いても知ったこっちゃねぇ。そもそもお互い様だ。これは代償なんだよ。
分かったか。シャノワール=ウルフラムさんよ。騎士だか貴族だか知らねえが、視野の狭い黒猫ちゃんが俺達の関係に口出ししてんじゃ…ーぶぇはぁっ！？（ココナは能力で生み出した弟子を心から大切に想っていた、愛情を持って接していると怒声を発しながら写真を離してフルパワー平手が炸裂。ノーガードだったドヤ顏は大きく弾かれ、どさっとカウンターの陰に沈み込み）

（ことの顛末は騎士である女性が剣の修理を求め、知人が継いだ店を訪ねることから始まっていた。その日はいつも通り会話していたが、代償で記憶が飛ぶといった発言が耳に残る。本人は寝た延長で寝ぼけて出歩いたりしていると無理矢理な解釈しているようだったが割と物騒な代償であることに変わりない）
（修理の見積もりが出て交渉完了、剣を預けた際に騎士団主催のパーティーに招待すべく会話を進める。やや強引ながら約束を取り付けその当日、身嗜みのアップは皆専門に任せる。慣れないドレスに恥じらう背を押したところまでは良かった）

（主催側の役回りもあり終始自由とはいかず、ココナへ断りを入れてから別行動。しばらくして時間が空きようやく話ができると思った時には、既に自然と貴族達の輪に入り逆ハーレムを作る別人の姿があった）
（目を疑い、一瞬だが現実逃避。気に入った男性を見つけて勇気を振り絞ったというならば微笑ましく、招待した甲斐があったというもの。しかしその期待した甘酸っぱく淡い色もすぐに現実という名の濃い色に塗り潰される。「コミュ症のココナにそれはあり得ない。」
ぐいぐいと野郎を勘違いさせるような言動、女性としての武器を振るう肉食行動は非常事態だと決断を下した。しかし、目先すぐに引き剥がすよりは何か情報を得るために敢えて泳がせ観察に移る）

（観察と考察、しかし誰がその身体に入っているのか大方の予想はついていた。イチャイチャした羨ましい構図をワイン片手に眺める）
（色々と問題はあるが今のところ危険な人格ではなさそうだとその時は判断。あとで本来のココナに見せてあげようと思い立って貴族達に集合写真を提案。しかし撮影で何度かフラッシュを炊く最中、纏う雰囲気が明らかに変化した）
（目を丸くすると同時にびくりと跳ねていらい硬直。雌の顔はどこへやら緊急事態を訴える涙目がレンズ越しに突き刺さり、気絶や発狂をされる前に最短のタイミングで回収して難を逃れたのだ）

（そして後の納品日、剣を受け取りに来店したその瞬間ぶっきら棒な挨拶で出迎えてくれた。頬が引きつるも前回のパーティーのショックでグレてしまったのではないかと罪悪感から様子見、とりあえず剣を受け取り代金を渡すまで我慢した結果コレジャナイと判断し今に至る）
ふぁ！？のっ、ノワールさまいいいらっしゃいにゃせえええ！（少しやり過ぎたかと不安になって名を呼ぶと、無事もぐら叩きのように跳ね起きる。大方、寝てる間に来客があったと認識して驚いたのか）

きょっきょ今日もいい天気やとねっ。屋上のお野菜もお日さま浴びて…ーひぃぃぃっ！？寝てましたごめんなさいいいいい！！！（なぜかじんじんと痛む頬に手を添えながらパニック状態になる姿をよそに。女性は元に戻ったことを確信し敵意を鎮めるが、手にした刃物を見て更に鳴きだし）
？あ、あい。お気に召していただいて良かったとです。代金は…あ、いただいてるみたいですね。（なだめられて我に返ると依頼で預かっていた筈の剣が鞘へ納められていき、目を丸くする。はてなを頭に浮かべる様子に気付いた女性から先ほど寝ぼけながら受け渡ししていたとフォローされ、にこりと笑みを浮かべるが再度突き出された写真に笑顔が凍りつき）

あヒっ！？そっその写真。で、出回っとると…！？（喉の奥で悲鳴を漏らして身を引き、出回るもなにも写真を撮ったのは眼前にいる女性その人。少なくとも一緒に映っている貴族達があとから焼き増しを希望してきたこと、その時に会話したココナに対する感想？などをざっくり伝えられると顔は青ざめ）
お怒りなくて感謝致します…でもそれ…できれば忘れて…。あの時のウチは、たぶんお酒で正気を失のうてたんやと思います。畏れ多くも貴族様の輪に入って馴れ馴れしく腕組んだりむ、胸押しつけたり…グイグイ自分からアピール…してたなんて…。なんて…コトを…。（わなわな震えると両手で顔を覆い、へなへな腰を抜かして再びカウンターの陰に沈む。実際のところココナの記憶は、一時的に別行動を宣言されてぼっち確定に絶望していたあたりまで。覚えがないとはいえ無礼極まりない事実に嘆いていると「あの日から変わったことはあったか。困ったことがあれば報告してほしい」などと言われ）

え？えと…。おかげさまで貴族さまの遣いの方々がお店に来てくれました。ご丁寧に先日はーってお菓子とご挨拶してくださったり簡単なのですけどお仕事の依頼してくださったり…です。困ったことは特に………あ…！いえ。しいて言うと貴族さまの名前と顔が…全く一致せんです。
○○○さまの遣いの者ですって挨拶された時も、取り繕うの必死で…。（それはそうだろうと苦笑する顔はひとまず安心したようでもある。首を傾げているとカウンターに置いていたペンとメモ用紙を手に取り、すらすら名前や位置などを記入。参考の写真と共に差し出され）

わざわざすみません。ありがとうございます。…でもこの写真の子はきっとウチのそっくりさんですよね。
あ、よく見ると頭悪そう。お洒落しようて舞い上がってて憎たらしいきん。（再びカウンターの底から蘇ると一緒に渡された作品名:薄幸少女の逆ハーレムに視線を落として、酸っぱい物を食べたような顔をする。すぐに何を思ったのか死んだ魚の目で現実逃避を口にし、自分をディスリスペクトし始めた姿から目を背けて店内の壁掛け鳩時計を見）
（ずいと顔を近づけてきたかと思いきや怖いことがあれば報告することを念押しされ、店を出て行く後ろ姿に頭を下げる）

ここはどういう板なんでしょうか？