紀平梨花がGPデビュー戦で優勝「信じられない」
[2018年11月10日22時40分]
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女子フリーの演技を終えこん身のガッツポーズを見せる紀平(撮影・上田博志)
女子フリーの演技を終えこん身のガッツポーズを見せる紀平(撮影・上田博志)
女子フリーでトリプルアクセルを決める紀平(撮影・上田博志) FSで完璧な演技を披露しガッツポーズする紀平梨花(撮影・上田博志)=2018年11月10日、広島グリーンアリーナ
<フィギュアスケート:GP第4戦NHK杯>◇10日◇広島県立総合体育館◇女子フリー
ショートプログラム(SP)5位の紀平梨花(16=関大KFSC)がGPシリーズデビュー戦でトリプルアクセル(3回転半)を成功させた。フリーでは154.72点を出し、SPとの合計224.31点と、今季最高の高得点を出して優勝した。GPデビュー戦優勝は日本勢初の快挙だった。
序盤から3回転半と2回転トーループのコンビネーションを決めた。続けざまに単発の3回転半も成功。演技後はガッツポーズで喜びを素直に表現した。
「まだ信じられないです。これだけ心からうれしいのは初めて。(ガッツポーズは)せずにいられなかった。自然と出た」。
[匿名さん]
紀平“代名詞”3A2本成功!真央超え日本初シニアGPデビュー戦V
フィギュアスケートGPシリーズ第4戦・NHK杯第2日 ( 2018年11月10日 広島県立総合体育館 )
<フィギュアNHK杯第2日>笑顔で並ぶ(左から)宮原知子、紀平梨花、トゥクタミシェワ(撮影・小海途 良幹)
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女子フリーは、紀平梨花(16=関大KFSC)が2度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させる完璧な演技で154・72点をマーク。合計224・31点としショートプログラム(SP)5位から大逆転で、初優勝した。シニアのグランプリ(GP)シリーズデビュー戦Vは日本選手初の快挙。宮原知子(20=関大)は合計219・47点で2位に入り、GPファイナル(12月6日開幕、カナダ・バンクーバー)出場を決めた。
14歳で初めて成功させたトリプルアクセルの申し子、紀平が衝撃の演技を披露した。ジャンプだけでなく、ステップもスピンも取りこぼしのない、完璧な4分間。「ガッツポーズをせずにいられなかった」。フリーも合計点も、自己ベストを出し、逆転優勝を果たした。
「ほぼ最高の演技ができて、まだ信じられなくて。あれだけ心からうれしいと思える演技は初めてです」
SPで転倒した大技を、一夜で立て直した。「良かった時と悪かった時の映像を見比べた」と修正点を洗い出した。練習から心がけたのは(1)跳ぶ前の構えを低くしない(2)回数を跳びすぎない(3)踏み切りが合わなければ跳ばない、の3点。技術だけでなく「絶対やってやるという思いだった」という心の隠し味も忘れなかった。
連続ジャンプも、単発も、最大の武器で高い出来栄え点を引き出した。映像をチェックさせた浜田美栄コーチは「素直。スッと心に入る子なので」と指示通り滑った16歳の教え子を称えた。合計224・31点は、新ルールとなった今季の世界2位。技術点87・17点を今大会で上回ったのは、男子Vの宇野(94・18点)だけ。女子レベルを超越した美しいジャンプだった。
[匿名さん]