激戦の続くクライマックスシリーズ。
セ・リーグではDeNAと広島がファイナルステージで激突したが、マニアが注目したのはウィーランド(DeNA)だ。
ウィーランドは今季のDeNAの「8番・投手」の基点になった打力の持ち主。
特に広島戦は相性がよく、打率.538、3本塁打、9打点をマーク。
大瀬良大地に2本塁打を浴びせるなど、球界屈指の広島キラーと化していた。
CSファーストステージの第3戦で先発したため、ファイナルステージでの登板機会があるかどうかは定かでないが、もし先発が回ってくるならば、広島投手陣にとって、投手といえども油断できない相手になりそうだ。
今季はほかにどんな投手が打撃で「伏兵」になったのだろうか。
投手の打撃10傑を紹介しよう。
■投手打撃10傑(30打席以上)
■1位
ウィーランド(DeNA)
打率.229(48打数11安打)/3本塁打/12打点/5四死球/1犠打
■2位
原樹理(ヤクルト)
打率.212(33打数7安打)/0本塁打/1打点/0四死球/3犠打
■3位
菅野智之(巨人)
打率.167(54打数9安打)/0本塁打/0打点/3四死球/6犠打
秋山拓巳(阪神)
打率.167(48打数8安打)/1本塁打/3打点/2四死球/6犠打
石田健大(DeNA)
打率.167(36打数6安打)/0本塁打/1打点/1四死球/7犠打
■6位
今永翔太(DeNA)
打率.140(43打数6安打)/0本塁打/0打点/2四死球/4犠打
■7位
大瀬良大地(広島)
打率.136(44打数6安打)/0本塁打/0打点/3四死球/4犠打
メッセンジャー(阪神)
打率.136(44打数6安打)/1本塁打/2打点/0四死球/6犠打
■9位
岡田明丈(広島)
打率.128(47打数6安打)/0本塁打/8打点/1四死球/4犠打
■10位
野村祐輔(広島)
打率.122(41打数5安打)/0本塁打/2打点/2四死球/9犠打
1位はもちろんウィーランド(DeNA)。
打率、本塁打、打点ともにトップで投手打撃三冠を独占した。
助っ人勢ではメッセンジャー(阪神)とマイコラス(巨人)、10傑からは漏れたがバルデス(中日)も1本塁打を記録している。
8年目で先発ローテに定着した秋山拓巳(阪神)も8月18日の中日戦でプロ初本塁打。
高校時代は愛媛・西条高の「4番でエース」。
高校通算48本塁打を放ち、「伊予ゴジラ」と呼ばれた打棒を見せた。
思わぬクラッチヒッターになったのは岡田明丈(広島)。
6安打中5本がタイムリーヒットになり、8打点を記録。
「たまたま当たっただけ」と謙遜するが、「たまたま」をいいところで出せる運も実力だ。
ちなみにパ・リーグでは、交流戦で佐野泰雄(西武)、松本裕樹(ソフトバンク)、有原航平(日本ハム)、菊池雄星(西武)、西勇輝(オリックス)がそれぞれ1安打を放っている。
【日時】2017年10月24日(火) 16:05
【提供】デイリーニュースオンライン