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■このまま仲良くして大丈夫？
子どもが友達を連れて遊びに来たり、家族ぐるみで出かけたりした時に、我が子とその友達が遊んでいる様子を目にすることがあります。

子ども同士が仲良く遊んでいる姿はとても微笑ましいものですが、我が子の友達の目に余る言動にモヤモヤした経験はありませんか？

他人の子どもの言動にいちいち目くじらを立てていたら身が持ちませんが、「子どもの友達が苦手」「そんな子と仲良くしてほしくない」「悪い影響を受けそうで怖い」と、子どもの友達を良く思っていない親は驚くほど沢山います。

■子どもの友達が苦手になる瞬間
①乱暴
・思い通りにいかないと叩いてくる
（例：ゲームで負けたからといって叩く等）
・“戦いごっこ”の枠を超えて、暴力をふるってくる
（例：顔を殴る、目を突く、髪を引っ張る、空手で習った技を使う等）
・言葉使いが悪い
（例：「お前」「死ね」「殺すぞ」等）

②いじわる
・優位に立ちたいがために他の友達を貶す
（例：「俺のほうがおもちゃを沢山持っている」「俺のケーキのほうが大きい」「お金持ってないの？」等）
・物を奪う、盗む
（例：勝手に冷蔵庫を物色する、おもちゃを盗む・隠す、「貸して」と言わずに奪う等）
・仲間外れにする
（例：「〇〇ちゃんと遊ぶからあっちいって」等）
・嘘をつく
（例：叩いたのに叩いていないと言う、ウソ泣きをして被害者ぶる等）

③マナー
・行儀が悪い
・パンツを脱ぐ、脱がせる
・「うんち」「ちんちん」等を、汚い言葉を連呼する
・おもちゃを片づけない
・マジックやクレヨン等で壁や床に落書きをする　等

■我が子の友だちを注意してもいいのか
我が子が同じことをしたら絶対に叱るような場面でも、子どもの友達に対しては躊躇してしまうものです。

子どもの友達の親がその場にいない場合は、やむを得ず注意をしなくてはいけないこともありますが、後々「何でうちの子を叱ったの？あり得ない！」と怒鳴り込んでくる親がいることを忘れてはいけません。

そして、目の前で我が子が友達にいじわるをしようが、暴力を振るおうが、注意しない親もいます。

子育て方針の違いと言ってしまえばそれまでですが、割り切ることができなければ「親子共々付き合いたくない…」と悩まされることになります。

■子どもの友達と距離を置くケース
・「暴力的な子とは関わらないで」と促す
・「用事があるから」と断り続ける
・「二度と来ないで」と突き放す

いじめられている場合や、相手の親と問題解決を図れない場合、距離を置くことも時には必要です。

ですが、小さいことにも口を出して制限ばかりを課していると、親に不信感を募らせたり、自分で解決する能力が身に付かない恐れがあります。

基本的には「親はアドバイスをして見守り、答えを出すのは子ども」が理想なので、過干渉になりすぎず、子どもが自分自身の手で我が身を守れるように見守ることも大切です。

ただし、怪我に繋がることはすぐに注意して、なぜそうなったのかを確認する必要があります。

そして、問題が解決できるかどうかは、親同士の情報交換や意見交換がカギを握っているので、友達の親がどんな人物なのかを知っておいたほうがいいでしょう。