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映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』主題歌

「ラブソングの女王」として名が高い、シンガーソングライター・aiko。

一度耳にしたら忘れられない透明感のある歌声、甘酸っぱくて胸がときめく歌詞を手がけており、根強い人気を誇っています。

また、可愛くておしゃれなルックスも人気の理由のひとつで、彼女のファッションセンスに影響を受けるファンも多いです。

今回考察する曲は、2024年5月8日にリリースされるaikoの45枚目のシングル『相思相愛』。

同年4月12日公開のアニメーション映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』の主題歌に起用され、話題を集めました。

製作スタッフの方々から「自由に作っていい」との声があり、それがきっかけで作られたそうです。
▲aiko-相思相愛【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

『相思相愛』は、「音楽じゃなきゃ伝わらないこともあると信じて歌います」と、大切な人を想う一心で書いて歌ったと語るaiko。

どれだけこの曲に想いが込められているのか、熱い思いが伝わってきますね。

「名探偵コナン」といえば、ミステリー漫画（アニメ）の金字塔であり、映画は毎年大きな話題を呼んでいます。

ミステリー以外にも恋愛要素があり、それぞれの恋模様が魅力的なのも大きな特徴です。

歌詞にはどのような意味が込められているのか、フレーズごとに紐解きましょう。

相思相愛？それとも片想い？

相思相愛 歌詞 「aiko」https://utaten.com/lyric/mi24032905

『相思相愛』では、登場人物たちの恋模様や想いが描かれています。

新一の帰りをひたすら待っている蘭、少し遠くから平次を見守る和葉、青子を一途に想う快斗（怪盗キッド）。

幼なじみではあるものの、お互い恋愛感情があって大切に想っているところが、ファンにとって胸きゅんポイントだと思います。

曲名だけに注目すると、相思相愛＝両想いというイメージが強いですが、このフレーズでは「あたしはあなたになれない」という意味深な表現が描かれています。

おそらく「どれだけ近くにいても、あなたにはなれない」のではないでしょうか。

そう思うと、このフレーズに究極の愛を感じられ、この関係性に尊さを感じられます。

このフレーズでは、おそらく平次と和葉の関係性が描かれていると解釈しました。

本当は両想いのはずなのに、お互い片想いだと思い込んでいる。

高校生同士のじれったい恋愛シーンが切り取られていると思うと、愛おしさを感じられますね。

いつも告白のタイミングを逃していますが、いつか上手くいきますように。

月を見ながら、きみは何を想う？

相思相愛 歌詞 「aiko」https://utaten.com/lyric/mi24032905

「月と目が合って笑う」

このフレーズでは、快斗（怪盗キッド）が青子を想っている様子が描かれていると解釈しました。

青子に怪盗キッドの正体が自分だとバレてはいけないもどかしさ、それでも青子を健気に愛している気持ちが重なっているように思います。

「月」というキーワードは幻想的で、とてもロマンチックな表現ですね。

また、快斗視点で父・盗一に対する尊敬の意味や家族愛とも捉えることができ、まさに一度で二度楽しめるフレーズでしょう。

相思相愛 歌詞 「aiko」https://utaten.com/lyric/mi24032905

「次に逢える約束の日だけでいい」

まさしく新一に対する蘭のありったけの愛情表現だと思います。

「いつになったらまた逢えるの？」と、新一の帰りをずっと待ち続ける蘭の姿に、思わずグッとくるファンも多いのではないでしょうか。

タイミングのじんわりと心に響きます。

一日も早く新一が元の姿に戻り、蘭の前に姿を現わすのを祈るばかりです。

そして、2人の想いが通じ合い、ハッピーエンドを迎えることができますように。

100万ドルの夜景を思い浮かべながら、曲の世界観に浸ろう

今回はaiko『相思相愛』の歌詞の意味を考察しました。

aikoファンはもちろん、コナンファンにもたまらない一曲です。

今回の映画にぴったりの曲となっており、それぞれの恋模様を感じさせるドラマティックな雰囲気にセンスを感じられますね。

映画で同作品が流れるタイミングが完璧なので、そこもふまえて楽しんでいただけたら嬉しいです。

函館の100万ドルの夜景を思い浮かべながら聴くと、きっと熱い想いで溢れるでしょう。