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女優の藤原紀香（43）が、23日付の自身のブログですっぴんを公開し、40代とは思えない美貌だと大きな話題になった。

ファンからは「メイク前なのに美しすぎる」「これでスッピン？　肌キレイすぎる」「本当に40歳越えですか？」などといった賞賛の声が相次いだ。

この反響について本人は公式ブログで「私にとって、素っぴんを見せることは職業柄、あまり特別なことではありません」「これまで、ドラマでも、演じる役柄、や　そのシーンの心情によってすっぴんで演じることもありますし、そんなに、珍しいことでもないですよ」（原文ママ）と涼しい顔。

ファンの反応も計算ずくで、自分の美貌を嫌みなくアピールすることに成功したようだ。

まさに「してやったり」といったところだろうが、実際に紀香のすっぴん画像が美しかったのは事実。

新ブログでのはしゃぎぶりが「痛々しい」と悪評を呼んだ彼女だが、さすが美に関しては超一流といったところだろうか。

だが、これに「日刊ゲンダイ」が疑問を呈している。

紀香が公開した"すっぴん写真"を隅々まで確認すると「目はパッチリ二重で眉毛も薄く描かれ、さらに唇に色つきリップを塗っている」のではないかと同紙は指摘。

すっぴんではなく「すっぴん風メイク」だと結論付けており、若々しい肌も蒸気スチーマーを当てて乳液をつければ簡単に完成すると論じている。

すっぴん公開は女性タレントのブログネタの定番になっており、最近も神田沙也加（27）や鈴木奈々（26）、佐藤江梨子（32）、安田美沙子（32）、後藤真希（29）らが披露。

いずれもファンの賞賛を浴びているが、こちらも"カラクリ"があるのだろうか。

「すっぴん風メイクで『すっぴん』と言い張っているパターンが大半。鈴木奈々さんのケースは本当にメイクしていないようですが、アイプチと黒カラコンはバッチリ。これがすっぴんかといわれると...。また、最近は肌をキレイに見せたり目を大きくするカメラアプリが存在し、それで撮影すればノーメイクでもキレイに写る。イメージ戦略の一つとして、事務所が業者に頼んで本格的に画像修正ソフトで加工する場合もあるようです。芸能人は生活が不規則で売れっ子は睡眠不足になりがちなため、どうしても肌荒れしてしまう。本当の意味でのすっぴんは、公開できる人は少ないのでは」（美容ライター）

同性ならまだしも、化粧の知識のない男は"すっぴん風メイク"にコロッと騙されてしまう。

すっぴんに偽りがない場合でも、最新技術が駆使されたカメラアプリに頼ればメイク並みの修正ができるというのだから恐ろしい。

しかし、なぜそうまでして彼女たちはすっぴん写真を公開したがるのだろうか。

「すっぴんは女性タレントの最もプライベートな部分の一つ。それを公開することでファンは親近感を覚えます。また、ただケータイでパチリとやっただけの何の面白みもない写真が、すっぴんというだけでニュースに取り上げられ、大手ポータルサイトのトピックスになる。話題づくりという観点でいえば、これほど効果的でお手軽な手段はない」（芸能関係者）

確かにすっぴん公開している顔ぶれを見てみると、芸能活動が今ひとつパッとしなかったり、絶えず話題を提供していなければ消えてしまいそうなタイプが多い。

だからこそ、彼女たちは話題づくりの一つとして、こぞってすっぴんを世の中に発信しているのだろう。

かといって本当のすっぴんを見せればイメージダウンになりかねないため、メイク技術やアプリに頼るという構図のようだ。

すっぴん風メイクはファッション誌でも度々特集され、いまや一般の女性にまで浸透しているという。

男性諸氏はそれを認識しておかないと、すっぴんと思い込んでいた美女の"本当の顔"に肝を冷やすような事態に見舞われかねないだろう。