■中国がアメリカによる北朝鮮攻撃を恐れる理由はふたつ。…
(1)ひとたび戦争が始まれば、北朝鮮から大量の難民が中国に流入しかねない。(2)米軍が北朝鮮を占領すれば、北朝鮮国境で米中の軍隊が対峙(たいじ)することになる。
逆に言えば、このふたつの不安が解消されれば、中国はアメリカの対北攻撃を容認する可能性もあるということだ。そこで米中の間で、こんな合意が交わされたという。
●中国は、米軍が北朝鮮を攻撃し、核無力化のために北朝鮮領内に進軍することを認める。
●アメリカは、中国が北朝鮮国内に難民キャンプを建設し、国境管理をすることを認める。
●米軍は任務を終えたら、速やかに38度線以北から撤収する。
この密約の信憑(しんぴょう)性は定かではない。しかし、昨年12月12日にワシントンでティラーソン米国務長官が「前提条件なしに北朝鮮と対話する用意がある」と講演で明言した際に、前述した3条件とほぼ同様の趣旨で中国と話をしていることを暴露している。そのため、この密約説が脚光を浴び始めたのである。
それだけに、この密約内容を知った金正恩委員長が「アメリカによる攻撃が本当にあるかもしれない」と衝撃を受け、南北対話へと舵(かじ)を切った可能性がある。韓国との対話中はさすがのトランプ政権も対北攻撃は控えるはずだからだ。
この米中密約説にはオマケがある。それは北朝鮮攻撃後の難民対策、戦後復興のコストは日本に負担させるというものだ。
(1)ひとたび戦争が始まれば、北朝鮮から大量の難民が中国に流入しかねない。(2)米軍が北朝鮮を占領すれば、北朝鮮国境で米中の軍隊が対峙(たいじ)することになる。
逆に言えば、このふたつの不安が解消されれば、中国はアメリカの対北攻撃を容認する可能性もあるということだ。そこで米中の間で、こんな合意が交わされたという。
●中国は、米軍が北朝鮮を攻撃し、核無力化のために北朝鮮領内に進軍することを認める。
●アメリカは、中国が北朝鮮国内に難民キャンプを建設し、国境管理をすることを認める。
●米軍は任務を終えたら、速やかに38度線以北から撤収する。
この密約の信憑(しんぴょう)性は定かではない。しかし、昨年12月12日にワシントンでティラーソン米国務長官が「前提条件なしに北朝鮮と対話する用意がある」と講演で明言した際に、前述した3条件とほぼ同様の趣旨で中国と話をしていることを暴露している。そのため、この密約説が脚光を浴び始めたのである。
それだけに、この密約内容を知った金正恩委員長が「アメリカによる攻撃が本当にあるかもしれない」と衝撃を受け、南北対話へと舵(かじ)を切った可能性がある。韓国との対話中はさすがのトランプ政権も対北攻撃は控えるはずだからだ。
この米中密約説にはオマケがある。それは北朝鮮攻撃後の難民対策、戦後復興のコストは日本に負担させるというものだ。