💎 倉敷市雑談

暴力団との仲介料名目で音楽イベント主催者を脅す

音楽イベントの主催者から現金を脅し取ろうとした恐喝未遂の疑いで、倉敷市議会議員の塩津学容疑者(52)が逮捕されました。

　警察によりますと、塩津容疑者は2019年に倉敷市で開催が予定されていた音楽イベントで、会場周辺の暴力団対策の報酬の名目で、イベントを主催する倉敷市の会社役員の男性（37）から現金を脅し取ろうと考えました。そして倉敷市内の飲食店で「暴力団とも自分が話しているからイベントができるんじゃ」「暴力団対策費もあるから小遣いくれ」「300万円くらいくれ」などと脅して、300万円の支払いを要求するなどした疑いが持たれています。

　また2019年7月に、この会社の役員らに対し「これまでその会場で音楽フェスが行われていないのは、反社会勢力の元親分の家が近くにあり、苦情が出てトラブルになるのが分かっているので、会場側が主催者に貸さないからだ」「親分のところに話に行ったところ『お前がするんじゃったらええぞ』と言われた」などと話し、要求に応じなければ地元の暴力団関係者がイベント開催に反対して、イベントを開催できなくなるかのように伝えたということです。

　会社役員の男性からの相談を受けた警察は、所要の捜査を行って、塩津容疑者の容疑を特定し、21日午後逮捕しました。 警察の調べに対して塩津容疑者は「金銭を要求したのは事実だが、正当な契約だったので脅し取ろうとしたわけではない」と否認しているということです。