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昨夏の第87回全国高校野球選手権大会で57年ぶりの連覇を達成した駒大苫小牧高校(北海道苫小牧市)が3日、出場が決まっていた第78回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)を辞退する、と発表した。1日に卒業式を終えた3年生部員が同市内の居酒屋で飲酒や喫煙をして警察に補導され、昨夏の前野球部長の暴力事件に続く不祥事になったことを理由にしている。出場辞退は6日に開かれる選抜大会の臨時運営委員会で正式に認められる予定だ。
3日午後、篠原勝昌校長が同校で記者会見し、出場辞退とともに、香田誉士史・野球部監督と佐々木宣昭・野球部部長がそれぞれ役職を辞任、篠原校長も学校法人駒沢大学に辞職願を提出したことを明らかにした。
甲子園で活躍した主力選手を含む3年生部員10人が、卒業式のあった1日夜、居酒屋で飲酒や喫煙をし、市民から通報を受けた警察に補導された。保護者から連絡を受けた同校が2日から部員らに事情を聴き、対応を協議していた。
同校は、昨年8月の甲子園連覇の直後、前野球部長による部員への暴力事件が発覚し、日本学生野球協会から、前部長に1年間の謹慎、野球部に警告処分が出された。