雄勝と大館東、初舞台に挑む 全国中学駅伝、15日に号砲
秋田魁新報2019年12月12日 掲載
中学校駅伝男子の雄勝と女子の大館東が、共に初の全国舞台に挑む。15日に滋賀県野洲市の希望が丘文化公園スポーツゾーンで開かれる第27回全国中学校大会。駅伝では「無名」の存在だった雄勝は近年めきめきと力をつけ、昨年の全県駅伝で3秒差の2位となって逃した全国切符を今年ついにつかんだ。勢いに乗って昨年の大曲の32位を上回り、さらに上位への進出を目指す。
全国大会には都道府県代表の男女各48校(開催県は男女各2校)が出場し、男子は6区間18キロ、女子は5区間12キロで争う。
雄勝は昨年の雪辱を期して臨んだ今年の全県駅伝で、序盤から上位につけ、5区の東北中学大会共通3000メートル2位のエース小松聖主将(3年)でトップに立った。最終6区の佐々木琉之介(同)が、同3000メートル優勝の藤本駿世(大曲3年)の猛追をかわし、4秒差で逃げ切った。佐藤善樹監督(59)は「昨年の悔しさを胸に、全員が役割を果たしたレースだった」とたたえる。