1〜3位には、身体能力に勝るウズベキスタン、中国、カザフスタンの選手たちが並んでいるが、3位と猪又の得点差は、0.100。
後半種目の出来次第ではメダル獲得の可能性も見えてきた。
しかし、メダル以上に、この大舞台で伸びやかな演技ができる猪又のメンタリティーは値千金と言えるだろう。
できれば、後半種目も前半同様のびのびと、その舞台を楽しむような演技を見せてほしいものだ。
それができれば、どんな結果がついてきたとしても、満点だ。
猪又とともに個人総合にエントリリーしている柴山瑠莉子(イオン/日本女子体育大学)は、1日目少し苦しいスタートとなった。
フープ、ボールともにミスがあり、2種目合計32.600で暫定12位となった。しかし、後半種目(クラブ・リボン)はどの選手にとってもミスの出やすい種目だ。柴山もミスを最低限に抑え、いつもの自分らしい演技ができれば順位を上げられる可能性は十分にある。
しっかりと気持ちを切り替えて、いつも通りの「るりこワールド」をアジアの舞台で描き出してほしい。
[匿名さん]
新体操】熾烈な国内予選を勝ち抜いた4選手が挑戦するアジア新体操選手権がいよいよ開幕!
椎名桂子 | 体操・新体操を中心に取材・発信を続けるフリーライター
6/19(水) 12:36
ツイート
シェア
ブックマーク
国内予選を1位で勝ち抜いた柴山瑠莉子(イオン/日本女子体育大学)
アジア新体操選手権のシニア代表枠は「4」。
その4つの椅子を争う戦いは熾烈を極めた。
※参考記事:新体操日本代表選考会の記事
昨年はミスに泣いたリボンも克服し、1位通過を果たした柴山瑠莉子
この代表選考会の1か月後に行われた東日本学生新体操選手権では、代表選考には漏れた古井里奈(国士舘大学)や松坂玲奈(東京女子体育大学)が、代表選手を上回る成績を上げるなど、現在の日本のトップ選手たちの力は拮抗している。
さらに、1つのミスで大きく点数が下がってしまう今のルールだと、大会ごとに順位の入れ替わりも激しい。
それだけに、代表選考の懸かった試合で勝ち抜いたということは、それだけピーキングや運、気持ちのコントロールなどでも勝利したということなのだと思う。
今、伸び盛り。高校生ながら代表入りした山田愛乃(イオン)は、今回が国際大会シニアデビュー
昨日から行われている「コリアカップ」には、日本の特別強化選手が出場しているが、1日目を見る限りでは、十分に力を発揮できているとは言い難い。
皆川夏穂がフープ18.900(3位)、ボール16.800(5位)、大岩千未来は、フープ17.300(6位)、ボール13.150(12位)。
そして喜田純鈴は1日目の種目には出場していなかった。
もちろん、それぞれに事情はあるだろう。心身ともに万全のコンディションではなかったのかもしれない。
それでも、これが代表選考の懸かった試合ならば、そんな事情は考慮されないのだ。
東京五輪に向けて、おそらく特別強化選手たちには、誰よりも大きな期待と重圧がかかっていることは想像できる。
だから、誰も彼女たちを責めることはできない。が、もう東京五輪までは1年しかない。
そろそろ。
試合で力を発揮する強さを身につけてくれないものだろうか、と思ってしまう。
才能や能力がないわけではないことはわかっている。努力もしているのもわかっている。
しかし、それを本番の演技で出し切らないことには、「強い選手」にはなれないのだから。
[匿名さん]
2019年06月24日 / 最終更新日 : 2019年06月24日
2019新体操アジア選手権報告4
報告者:山﨑浩子
タイ・パタヤで開催されているアジア選手権、アジア選手権も最終日となり、種目別決勝の後半が行われた。
第11回アジア新体操選手権大会
———第11回アジア選手権———
<団体種目別決勝フープ&クラブ>
試技順2番はウズベキスタン。
落下はなかったが、パンシェバランスでぐらつき、D1に影響した。
移動キャッチもあり、
D1(BD身体難度、ED交換、Sステップ)5.00
D3(連係、Rリスク=手具を投げ上げ、2回転以上の転回を行う)11.70
D(難度点)16.700 E(実施点)6.500 計23.200
昨日のボールほど、D3が伸びなかった。
試技順4番は中国。
大きなミスはなく、
D1 5.20
D3 9.80
D 15.000 E 6.850 計21.850
日本(フェアリージャパンPOLA)は6番目に登場。
出だしの連係はきれいに決めたが、最初の交換で、フープの投げを手に引っ掛けてしまい、落下。
フープの落下地点が悪すぎて、次の連係もリカバリーがうまくいかず落下。いくつかの連係に影響した。
リスクでも落下し、
D1 4.90
D3 10.80
D 15.70 E 4.850 計20.550
出場選手
杉本早裕吏
松原梨恵
熨斗谷さくら
鈴木歩佳
竹中七海
1位はウズベキスタン
2位中国
3位は日本で、なんとかメダルを死守。
[匿名さん]