>>922
いつもキミの相手をしておられるプロレスファンの人ではないが、30年以上プロレスを見続けた私が私なりに出した考えを教えるよ。
プロレスラーにとってロープワークとは試合を組み立てる要素の一つだと思う。貴方は『ロープに振ったら何故返ってくるか?』という疑問をもっているけど、『何故ロープに振るのか?』と考えた事はあるかな?プロレスラーは相手をロープに振って自らもロープに突っ込み、そのロープの反動を利用して相手に技を試みる。代表的な例がショルダータックルやラリアートだよな。これらはそのままの状態から相手に繰り出すより、自らもロープに走ってその反動を利用したほうが衝撃力は高い。と、同時にロープに振られた相手のほうがショルダータックルの相討ちで負けなかったり、振った相手のラリアートをかわして更にロープに突っ込みその反動を利用して相手に反撃を試みる事がある。
プロレスラーにとって『相手にロープに振られて走る事』は、私は『駆け引き』の一つなんだだと思うよ。
試合の流れを変える一つの要素として、ロープワークは存在していると思うが、キミが言うようにプロレスの試合は完全に台本があって成立していたとしても、試合開始から何十分も経過して、このロープワークから試合の流れが変わる、逆転が生まれるのは、それはそれで凄い面白い事だと思う。ロープに振る人も振られる人も、その時間の段階で完全に台本を覚えて八百長試合を成立させているとしたら、それはそれで凄い事だと思うよ。
プロレスも見方を変えれば楽しめる要素は沢山あるよ。キミが何歳で何年ぐらいプロレスを見ているか解らないが、プロレスは何十年も八百長と言われ続けて、それでも廃れる事はなく、子供や大人たちに楽しみを与え続けている。キミはあと何年ぐらい『プロレスは八百長!』と言い続けるのかな?多くのプロレスファンには響かないし、届かないと思うが、何よりもキミにとって自分自身の大切な時間を無駄にしていると思うよ。