今月4日、佐賀県中央部の養鶏農家で鶏の死亡が相次ぎ、保健衛生所の検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたことから、県はきょうまでにこの農家が飼育中の7万羽の殺処分を終えた。
国内の養鶏農家で鳥インフルエンザが発生したのは、今シーズン7道県目になる。
佐賀県によると、高病原性鳥インフルエンザの発生があったのは、江北町の食肉用養鶏場で、今月4日、10棟ある鶏舎のうち1棟で鶏の死亡が相次いだことから保健衛生所がウイルス検査を行ったところ、高病原性鳥インフルエンザだと判明した。
県は、5日夜までに農場で飼育中のすべての鶏7万743羽の殺処分を終えて、周辺エリアを通行する養鶏関係車両の消毒を進めている。
また農場の半径3キロ圏内を移動制限区域、10キロ圏内を搬出制限区域に指定し、鶏や卵の搬出や出荷の制限を指示した。
農林水産省によると昨年11月以降、国内では青森県や北海道、新潟など7道県9農場で鳥インフルエンザが発生しているほか、野鳥では20道府県201羽で確認されていて、いずれもウイルスは高病原性のH5N6亜型だという。
【日時】2017年02月06日(月) 09:34
【提供】ハザードラボ