「被害が広範囲の上、自衛隊などからの応援もよその市町と取り合いになっている」。市の担当者はこう嘆き、厳しい表情を見せた。消防隊員が土砂に埋まってけがをした40代男性をヘリコプターで病院に運ぶなどしたが、道路には川のように泥水が流れ、ほかの住民の移動は難航した。
ヘリコプターは負傷者の搬送や被災現場の把握に使うため、大半の住民が道路をロープ伝いに移動した。公園や倉庫にへたり込む住民もいて、疲労がたまっている様子だったという。
「危ないがやむを得ない。慎重に移動してもらうしかない」と市の担当者。体力低下が著しい住民を優先して避難させ、残る住民には消防や自衛隊が運んだペットボトルの水でしのいでもらうことにしている。
ヘリコプターは負傷者の搬送や被災現場の把握に使うため、大半の住民が道路をロープ伝いに移動した。公園や倉庫にへたり込む住民もいて、疲労がたまっている様子だったという。
「危ないがやむを得ない。慎重に移動してもらうしかない」と市の担当者。体力低下が著しい住民を優先して避難させ、残る住民には消防や自衛隊が運んだペットボトルの水でしのいでもらうことにしている。