海水が飲料水に 断水続く三原に浄水支援
7/16(月) 20:24配信 RCC中国放送
中国放送
被災した市や町では、いまだ断水が続いている地域が多くあります。
そのうちのひとつ三原市に心強い味方が登場しました。
あのしょっぱい液体が飲み水に生まれ変わります。
「こちらの飲料水、実はもとは海水だったんです」
(記者)
三原市に導入されたのは、海水を淡水にろ過できる「可搬式浄水装置」です。
くみ上げた海水に圧力をかけ、極めて目の細かい「逆浸透膜」を通過させることにより、塩分やウイルスを取り除きます。
1日に3万4200リットルの海水を淡水にろ過することができ、ろ過された水は飲料水として使うことができます。
今回の給水支援は独立行政法人・水資源機構が行っているもので、これまで東日本大震災や熊本地震などの災害のときにも、多くの人に安全安心な水を届けてきました。
「しょっぱい海水が普通に飲めるのはすごいこと」
(給水に訪れた女性)
「水は生きるために重要。できるだけ早く1人でも多くの人に使っていただきたい」
(水資源機構吉野川本部・杉浦友宣課長)
可搬式浄水装置による給水支援は、三原港で22日ころまで、午前9時から午後7時の間に行われています。
RCC BROADCASTING CO.,LTD.
[匿名さん]