🚓 警察

毎日新聞 / 2020年6月30日 9時30分
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渋滞する国道50号（あおり運転とは関係ありません）＝前橋市朝日町で（画像の一部を処理しています）

　「あおり運転罪」を新設した改正道路交通法が30日、施行される。自動車、バイク、自転車の運転のほか、ドライバーをそそのかしたり手助けしたりした同乗者も摘発・行政処分の対象となる。群馬県警は厳罰化による悪質な運転の抑止効果に期待を寄せている。【菊池陽南子】

　同県内では、2018年5月に上信越道でトラック同士が衝突した事故で、あおり行為をした大型トラックの男性運転手が危険運転致傷罪で懲役1年6月、執行猶予4年の判決を受けている。県警交通企画課は「厳罰化が違反行為の抑止になるのではないか」と話す。

自転車も取り締まり対象に

　今回施行される改正道交法では、「軽車両」に当たる自転車も、あおり運転の取り締まり対象となる。これまでは信号無視や一時不停止、酒酔い運転など14項目が「危険行為」とされていたが、新たに、他車両などの通行妨害目的での不必要な急ブレーキや進路変更など七つの行為が「妨害運転」として危険行為になる。

　14歳以上の運転者が、3年以内に2回以上危険行為を繰り返すと、自転車運転者講習の受講が義務となり、受講しない場合は5万円以下の罰金が定められている。

　県警交通企画課によると、2019年に自転車が人身事故を起こし、危険行為に登録されたのは6件。加害者の内訳は、10代が4人、20代以上が2人で、いずれも安全運転義務違反。同課は「自転車でも事故を起こしたら、重大な責任を負いかねない。これを機に、日ごろの運転を見直して安全運転に心がけてほしい」と注意を促している。

あおり運転被告、殺人罪で懲役１６年確定へ…大型バイクの学生に追突後「はい終わり」

読売新聞 / 2020年8月3日 19時6分

　堺市で２０１８年、あおり運転で車を大型バイクに追突させ、男子大学生を死亡させたとして殺人罪に問われた無職中村 精寛 被告（４２）について、最高裁第２小法廷（三浦守裁判長）は７月３１日付の決定で被告側の上告を棄却した。被告を懲役１６年とした１審・大阪地裁堺支部の裁判員裁判と、２審・大阪高裁の判決が確定する。

　１、２審判決によると、中村被告は１８年７月２日夜、堺市南区の大阪府道で乗用車を運転中、大学４年高田拓海さん（当時２２歳）の大型バイクに追い抜かれたことに立腹。バイクを追跡し、時速約９６〜９７キロで追突して転倒させ、高田さんを殺害した。

　中村被告は公判で殺意を否定したが、昨年１月の１審判決は、被告が衝突後に「はい、終わり」と言った点について、「その軽い口調から、悲しみや嘆きといった感情を吐露した発言とは、到底考えられない」と指摘。「被害者が死んでも構わないという気持ちがあった」として殺意を認定した。昨年９月の２審判決も殺人罪の成立を認め、被告側の控訴を棄却した。

あおり運転容疑で男を逮捕、厳罰後初
2020/8/18 14:24 (JST)8/18 14:35 (JST)updated

©一般社団法人共同通信社

　大分県警は18日、道交法違反（あおり運転）の疑いで、同県日出町の派遣社員の男（46）を逮捕した。警察庁によると、あおり運転を厳罰化した6月30日の改正道交法の施行後、逮捕は全国で初めてという。

20km逃走後パトカーに衝突　「あおり運転」車両の男逮捕　佐賀
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2020年8月22日 17時56分 FNNプライムオンライン
20km逃走後パトカーに衝突　「あおり運転」車両の男逮捕　佐賀
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佐賀・唐津市で、「あおり運転」と通報された車両が、20kmにわたり逃走の末、パトカーに衝突させたとして、運転していた男が逮捕された。

会社員の田頭龍星容疑者(23)は、21日午後、唐津市のコンビニの駐車場で、運転していた車をパトカーに衝突させ、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。

「あおり運転を受けている」との通報で、警察が、田頭容疑者の車を発見したが、田頭容疑者は、およそ20kmにわたり逃走の末、犯行に及び、直後に逮捕されたという。

田頭容疑者は、「車両をぶつけたことは間違いない」と容疑を認め、警察は、あおり運転の立件も視野に調べている。

あおり運転疑い自転車に初適用
埼玉の「ひょっこり男」

2020/10/26 09:44 (JST)10/26 09:47 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社

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自転車で車にあおり運転をしたとして埼玉県警に逮捕された成島明彦容疑者（沢屋酒店提供）
　埼玉県警は26日、自転車で車にあおり運転をしたとして道交法違反（妨害運転）の疑いで、同県桶川市寿、パート成島明彦容疑者（33）＝別の暴行容疑で逮捕＝を同日中に再逮捕する方針を固めた。県警によると、あおり運転を厳罰化した6月の改正道交法施行後、自転車への適用は全国初。

　再逮捕容疑は10月5日、桶川市内の路上を自転車で走行中、故意に40代女性が運転する車の前に飛び出して通行を妨害した疑い。

　県警によると、同容疑者は桶川市や上尾市で、蛇行運転や、対向車の前に突然飛び出す迷惑運転を繰り返し、住民から「ひょっこり男」と呼ばれていた。