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世界的にEV＝電気自動車の普及が進む中、関連産業の誘致を進めているインドネシアとタイでモーターショーが開かれ、メーカー各社が電気自動車を相次いで展示し、新興国でもこの分野で競争が激しくなっています。

インドネシアの首都ジャカルタで31日に開幕した国際モーターショーには、日本や中国などから14の自動車ブランドが出展しました。

このうち韓国のヒョンデ自動車は、3月、インドネシア国内で生産を開始したSUV＝多目的スポーツタイプのEVを展示しました。

この車はインドネシアで生産される初めてのEVで、今後はバッテリーもインドネシア国内の工場で生産する計画です。

一方、先週からモーターショーが開かれているタイでは、異業種から新たに参入する国内最大のエネルギー会社が、提携先のホンハイ精密工業が開発するEV向けの車台・プラットフォームを展示しました。

また日系メーカーでは、トヨタ自動車がことし中にタイで販売を始める量産型のEVを展示し、注目を集めていました。

インドネシアとタイはそれぞれ電気自動車の関連産業の誘致を進めていて、新興国でもEVをめぐる各社の競争が今後さらに激しくなると予想されます。