📿 創価学会

多くの宗教は人生のテーマを「幸福」とし、その「幸福」を絶対的なものにさせる事を目標として多くの人に勧めたり自ら勤行したりしている。

ならば、そのテーマを覆してしまえばいい。

つまり、人間の向かうべきベクトルは「幸福」ではないんだぞという事を多くの信者諸々に説得できればいいわけだ。

となればもはや簡単な話だ。

作家ロマン・ロラン氏はこのような名言を残している。

「人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない。
肝心なのは望んだり生きたりする事に飽きない事だ。」と。

重要なのは幸福でも不幸でもない者が果たして幸福を望むのかということ。
望めるわけがない。幸福という目的は、今が完全なる不幸でないと求められないのだから。

通常スタート地点とゴール地点の性質は正反対になる。
スタートが空腹ならゴールは満腹。
登山で平地がスタートなら頂上がゴール。
資格も、無い状態がスタートで取得がゴール。

私のスタートはせいぜい誕生日くらいだ。この日が完全不幸ではない。少なくとも自分は。
だから、不幸の者でもないものが幸福を求めるのは支離滅裂なのだ。

今の私そのものの目的は「望んだり生きたりする事に飽きない事」だ。
つまり、行動を「感動」に変えていく事。
その正反対が「無感動」なのだということも、何も業を起こさねば無感動である私なら速やかに納得出来るはずだ。

これを日本中に知らしめれば宗教は多くつぶれる。