🎿スキー・スノーボード

ノルディック、渡部兄弟が銅

世界選手権複合団体スプリント

2017/3/4 07:35
ノルディックスキー複合団体スプリントで銅メダルを獲得した渡部兄弟（ゲッティ＝共同）複合団体スプリント　渡部暁斗の前半飛躍＝ラハティ（共同）

　【ラハティ（フィンランド）共同】ノルディックスキーの世界選手権第9日は3日、フィンランドのラハティで行われ、2人一組で競う複合団体スプリントで渡部暁斗、渡部善斗（ともに北野建設）の兄弟で臨んだ日本が3位となり、銅メダルを獲得した。渡部暁は個人ラージヒルの銀に続いて今大会2個目、渡部善は五輪、世界選手権を通じて初のメダル。

　複合の日本勢が兄弟で世界選手権の表彰台に立つのは1995年の団体で金メダルに輝いた双子の荻原健司、次晴以来。

018.11.26 05:01

日本２位！渡部兄弟が奮闘し５年ぶりの表彰台／複合
ノルディックスキーのＷ杯複合の団体第１戦で２位に入り喜ぶ（左から）渡部暁斗、渡部善斗、山元豪、永井秀昭＝ルカ（共同）
ノルディックスキーのＷ杯複合の団体第１戦で２位に入り喜ぶ（左から）渡部暁斗、渡部善斗、山元豪、永井秀昭＝ルカ（共同）【拡大】

　ノルディックスキー・Ｗ杯複合団体第１戦（２５日、フィンランド・ルカ、前半飛躍＝ＨＳ１４２メートル、Ｋ点１２０メートル、後半距離＝２０キロ）永井秀昭（３５）＝岐阜日野自動車、山元豪（２３）＝ダイチ、渡部暁斗（３０）、渡部善斗（２７）＝ともに北野建設＝の日本は２位となり、Ｗ杯複合の団体では２０１３年１２月以来５季ぶりに表彰台に立った。日本は前半飛躍（ヒルサイズ＝ＨＳ１４２メートル）で首位に立ったが、後半距離（２０キロ）でドイツに逆転を許した。

　前半飛躍で渡部兄弟の奮闘が光った。前日の個人第１戦で振るわなかった兄の暁斗が３番手で１３９メートルをマーク。昨季の個人総合王者の意地を見せ「やりたいことができれば、ああいうジャンプを出せる」と胸を張った。貯金を生かし、不得手の後半距離でも踏ん張って２位。強豪のノルウェーとオーストリアが飛躍で失格者を出した運もあったが、来年２−３月の世界選手権へ幸先のよいスタートとなった。