今月3日に千葉港に入港していた香港籍の貨物船が停泊中に、千葉県警の事情聴取を受けた際、「北朝鮮に2回寄港した」と証言していた事実が明らかになった。
菅義偉官房長官は22日の記者会見で、「北朝鮮に寄港した全船舶の入港を禁止する特例法に違反する」として、「再発防止に向けて徹底した検証が必要だ」と強く非難した。
この貨物船は先月27日、海上保安庁が確認した際は北朝鮮への寄港歴が確認されなかったが、その後、今月3日に千葉港に入港。
千葉県警の水上警察隊の警官が今月12日、停泊中の同船に立ち入り調査したときに、船員が「今年1月と2月に北朝鮮に入港した」と証言し、関係書類を示した。
しかし、県警は事実確認や海保など関係機関への情報提供を怠り、翌13日の出港を許したという。
官房長官は会見で「国際社会が北朝鮮への圧力強化を進めるなかで、断じて許すことができない」としたうえで、関係省庁の局長クラスを集め、再発防止策を協議した事実を明らかにした。
日本は、「特定船舶の入稿の禁止に関する特別措置没で、北朝鮮に寄港した外国船舶の入港を禁止している。
【日時】2017年11月22日(水) 18:58
【提供】ハザードラボ