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27日午前9時現在、台風22号は沖縄県の石垣島や宮古島の近海に到達し、沖縄本島を目指して時速20キロで進んでいる。

今後は発達をしながら南西諸島に向かって北上し、その後は急旋回して、速度を上げながら本州の南の海上を進んでいく見込み。

今週末は南西諸島で暴風や大しけとなるおそれがあるとして、気象庁が厳重な警戒を呼びかけている。

気象庁によると、台風22号の中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、風速15メートル以上の強風域を伴っている。

台風の中心はあす朝には、那覇市の南約150キロ地点に到達する見込みで、予報円の中心から半径150キロ以内は風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがある。

このため、南西諸島では今夜から大しけとなり、台風が接近する28日は猛烈な風が吹くと予想されることから、暴風や高波への厳重な警戒が必要だ。

その後も勢力を維持しながら、29日には鹿児島県の屋久島近海を目指して北上したのち、進路を東寄りへ変えて、週明け30日の朝には急速に進行速度を上げて関東の南の海上に到達すると予測されている。

この先5日の進路予測を見ると、台風の中心が70%の確率で入ると予想される「予報円」がかなり大きくなっており、進路の予測は非常に難しい現状だ。

午前9時現在の予報では、台風は西日本から東日本の太平洋側を東に進んだあと、再び進路を変えて北海道の東を北上すると見込まれている。

先週に列島を直撃した21号のように、二週連続で上陸の可能性は低いようだが、暴風域に巻き込まれるおそれはある。

この先も台風の動きには注意してほしい。