生活協同組合(略称:生協/コープ/CO・OP)が公道を不正に占拠してゲリラ販売を行っているとの情報が、読者から寄せられた。
目撃されたのは2021年1月29日、場所は東京都豊島区だ。
野菜やジュース等の商品を机に置いて、歩道で販売していたというのだ。
本件の詳細を調べてほしいというのが、当サイトへの依頼だった。
この場所では、国際連合児童基金(UNICEF/ユニセフ)や国境なき医師団が定期的に募金活動を行っているという。
そのような公道の使用許可を得られる行為や、リヤカーやトラックによる移動販売と異なり、公道に机を置いての商品販売は道路交通法に抵触する違法行為であると、情報提供者は指摘する。
情報提供者が撮影した動画には、販売スタッフの足下に「CO・OP」と書かれた箱や袋が映っている。
机の上には、コープ共済のマスコットキャラ「コーすけ」の人形も確認できる。
当日は、青果物を売る別の業者も付近に出店していた。
この業者は、頻繁にここに出没しているという。
一方、生協による出店は、今回初めて目撃したとのことだ。
当該地域を管轄する警察署に尋ねたところ、本件は把握していなかった。
そこで、当サイトに寄せられた情報の概要を説明した。
担当者によると、道路の使用許可申請は大量に届いているので、生協からの申請があったか否かということを、すぐに調べることはできないそうだ。
だが、商品販売を目的とした公道の使用許可は一切出していないという。
コロナ禍で、自治体と連携したキャンペーンの一環で公道での商品販売を例外的に認める事例はあるが、当該地域でそのような企画は行われていないと、担当者は述べた。
なお、この場所でのユニセフ等による募金活動には許可を出しているという。
取り締まりを行うには、現場を押さえる必要があるとのこと。
今後も同様の行為が繰り返される場合には、警察官を現地に派遣して対応するという。
高橋
【日時】2021年02月09日(火)
【提供】探偵ファイル