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三浦春馬さん主演の映画『天外者』(ギグリーボックス配給)の公開記念舞台挨拶が12月12日(土)にTOHOシネマズ六本木にて開催されました。

舞台には、三浦翔平さん・森永悠希さん・森川葵さん・蓮佛美沙子さん・筒井真理子さんら出演キャストと田中光敏監督の6名が登壇しました。

本作は、日本の未来を切り開いた“五代友厚”の物語を初めて映画化。三浦春馬さんを主演に迎え、近代日本の夜明けと共に、瑞々しく壮大な青春群像劇として描いた作品となっています。

始めに三浦翔平さんから「皆様のおかげで幕をあけることができました。春馬と共に、みんなとここにいますので、本日はよろしくお願いいたします」と言葉をかけ、スタートした舞台挨拶。

田中監督は無事に公開を迎え、お客さんを前にしていることについて「今回の作品は格別というか、一生心に残る作品になりました。いろんなことがあって、でもこうやって皆さんが劇場に足を運んでくれて、本当にありがとうございます」と感謝の意を述べました。そして続けて三浦さんからは「そういえば今日兄貴(西川さん)はいなくて、別の大会でムキムキしているみたいです(笑)。予選通過したって、さっき連絡ありました。謝っといてくれとのことでしたのでお伝えさせていただきます」と話し、会場は笑いと共に和やかな様子になりました。

それぞれお気に入りのシーンや役作りでこだわった事について聞かれると坂本龍馬を演じた三浦さんは「元々龍馬の役を正式にオファーいただく前に、春馬とごはんを食べている時に、龍馬をやってくれないかと言われて、そこから始まった。スケジュールが合わなくて現場にいけない時も、読み合わせの時間を作ってくれたりして、僕の龍馬は春馬あってなんです」と三浦春馬さんとのエピソードを披露。

森永さんは「冒頭からの迫力のあるシーンなので、ぜひ注目して欲しい」とあげ、森川さんは「見てほしいところは、五代さんが英語を使って交渉をするシーンですね。実は私、英語を習っていた先生が三浦春馬さんと一緒なんですけど、実際に英語を自分のものにしてい、本当にすばらしかったです」と話しました。

筒井さんは三浦春馬さんとのエピソードについて「天才の母でもある、エジソン・手塚治虫・レディーガガの母を調べたのですが、それよりも何よりも、一番自分を母にしてくれたのは、三浦春馬くんでした。『筒井さんの主演作見ました！』と来てくれた時、ひたむきで純粋な人なのだと本当に思いました」と話し、三浦春馬さんとの思い出に涙を流す場面も。

蓮佛さんは「ほとんど春馬くんとのシーンだったのですが、墨絵を書くシーンは注目して欲しいです。豊子の役柄的にも心配ばかりする人なので、ある種のラブシーンみたく撮りたいねと監督とも話していて。春馬くんとは高校の同級生で前から友達だったので、『私たちも大人になったね(笑)』と話していました。あと、正式にオファーいただく前にご飯を食べてる時、おもむろに企画書を取り出して『こういうのやるんだけど、一緒にやらない？』と言われて、いつからプロデューサーになったの？(笑)、とも思っていました」と話し、会場を笑わせました。

また男性として魅力的なキャラクターについて聞かれると森川さんは「難しいですね(笑)、やっぱり昨日も映画をみて、五代さんはついていきがいがあるなと思う。新しい景色を見せてくれると思うので、私は五代さんを支えたいです」と笑顔で答え、蓮佛さんは「みんな愛くるしいんですよね。森永さんの伊藤博文さんもかわいかったですが、やっぱり五代さん推しで！　安心感もあり、いい未来が待っているんだろうな。そこに魅力を感じます」と続けました。筒井さんは「三浦さんも森永さんもワイルドで素敵でしたし……」と話すと、三浦翔平さんから森永さんについて「この子、ワイルドですか？(笑)」というツッコミも入り、終始和やかな様子でイベントは続きます。

そんな男性人気1位の五代友厚の最大の魅力は何かと聞かれると三浦翔平さんは「すべてです。誠実で、信念をもって、誰に何を言われようが、自分の目的を達成して、心が強いところ。春馬が演じた五代さんのようになりたいです」とコメントしました。

また、田中監督は「彼（三浦春馬さん）は本当に、自分のことよりも共演者やスタッフなど、自分以上に常に周りのことを見て、元気がなさそうな人がいたら駆け寄って、人として素晴らしい男です」と明かします。森永さんは、「利助的にはどうなの？どう感じた？一緒にやっててやりにくくない？と聞いてくれ、本当に素敵な方だなと思いました」と三浦春馬さんへの思いを語りました。

そしてMCより、公開について春馬さんはどう思っているかと振られると、三浦翔平さんは「そこにいると思うんですけどね。照れてるんじゃないですかね？　さわやかな笑顔で、ありがとう。と言っていると思いますよ」と返しました。そして最後に三浦翔平さんから、これから見るお客さんへ向け「悲しい気持ち、寂しい気持ち、いろいろな思いがあってここに来てくださっていると思います、泣いてもいい。でも、ネガティブな気持ちを引きずらないでください。春馬が演じた五代友厚の熱量を、一生懸命な生き様を見てください！」とメッセージを届け、公開記念舞台挨拶を締めくくりました。

動画：三浦春馬が全身全霊で挑んだ主演作　映画『天外者』本予告　時代を超え、志は未来に生き続ける――
https://youtu.be/bKcyRJ1Xg9s［YouTube］

＜ストーリー＞
江戸末期、ペリー来航に震撼した日本の片隅で、新しい時代の到来を敏感に察知した若き二人の青年武士が全速力で駆け抜ける―。五代才助(後の友厚、三浦春馬)と坂本龍馬(三浦翔平)。二人はなぜか、大勢の侍に命を狙われている。日本の未来を遠くまで見据える二人の人生が、この瞬間、重なり始める。攘夷か、開国かー。五代は激しい内輪揉めには目もくれず、世界に目を向けていた。
そんな折、遊女のはる(森川葵)と出会い「自由な夢を見たい」という想いに駆られ、誰もが夢見ることのできる国をつくるため坂本龍馬、岩崎弥太郎(西川貴教)、伊藤博文(森永悠希)らと志を共にするのであった―。