滝川〜新得 自治体がＪＲ初会合
05月16日 19時15分
ＪＲ北海道が路線見直しの対象としている根室線の一部区間について、沿線の自治体やＪＲの担当者が今後の対応を話し合う初めての検討会議が、１６日、富良野市で開かれました。
富良野市役所で開かれた会議には、路線見直しの対象となっている根室線の滝川と新得の間の沿線にある７つの自治体のほか、ＪＲや道などから担当者およそ３０人が出席しました。
この中では、自治体側からＪＲに対し、運行経費の削減や利用の促進に向けて会社として何ができるのか示してほしいという意見が出されました。
また、この夏にも住民を対象にしたアンケートを行うことを決め、今後、内容について検討することになりました。
根室線のうち、ＪＲは、富良野・新得間については鉄道を廃止してバスなどに転換することを地元と協議したい意向を示しているほか、滝川・富良野間については鉄道の維持に向けて地元と費用負担を協議したいとしています。
会議のあと、富良野市の西野成紀企画振興課長は、「会議はあくまで路線の維持存続が前提で、ＪＲとは情報を交換しながら話し合いを進めていきたい」と話していました。
