雪の下から甘いニンジン 札幌・北区で収穫ピーク
03/23 05:00
雪の下から収穫した鮮やかなオレンジ色のニンジン。甘みや香りが増しているという（北波智史撮影）
雪の下から収穫した鮮やかなオレンジ色のニンジン。甘みや香りが増しているという（北波智史撮影）
札幌市北区で「とれた小屋ふじい農場」を経営する藤井徹さん（７１）の農場＝篠路町上篠路＝で、雪の下で寝かせたニンジンの収穫がたけなわだ。一冬越して甘みや香りが増したニンジンの収穫は来月上旬まで続く予定だ。
収穫時期を遅らせるため、通常のものより３、４カ月遅い昨年８月に種をまいた。畑は約３千平方メートル。収穫は雪が解けだした今月上旬に始めた。土が泥状で農業機械を使えず、１本ずつ手作業で収穫する。作業員は土の中から出てきた鮮やかなオレンジ色のニンジンを次々にコンテナに入れていた。
