函館は集まる人々がどこのお店に行っても全て同じ。
代官山の蔦屋書店に行くと、ものすごくわかりやすい感じで客層が偏っていることがわかります。
いわゆる、「このオシャレな空間を楽しみたい!本を読むのが大好きで、今日はちょっといつもとは違う本に出会いたい!」っていう人達が集まっていて、「あぁ、こうゆうコミュニティの人達に向けられて作られているお店なんだな。」って事がすぐに理解できます。お店づくりとしては大正解といえるでしょう。
では、函館で同様のものを作った時に、そのような人々が本当に集まるのでしょうか。
函館の人口は30万人切るぐらいしかいません。周辺市町村を合わせても、その数はたかが知れています。
かたや東京都の人口は1300万人。神奈川や埼玉から訪れる人も含めれば相当な数でしょう。
東京にいると本当に驚かされますが、地域ごとに居る人間が全く異なります。原宿と表参道〜青山なんて、隣合わせであれだけ距離が近いのに、それぞれの場に居る人間は全く違います。
でも函館はそうじゃない。
極端な話、ドン・キホーテの客層も、百貨店の客層も同じなんです。いやそこまで言うと語弊がありますが、スタバだろうがマクドナルドだろうが同じ“市民”がいて、町中のどの商業施設に入っても、来る“市民”は同じなんです。